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銚子に「しょうゆ味わい体験館」オープン

2016年05月18日 00:02  オズモール

オズモール

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江戸時代から「醤油の町」として栄えていた千葉県・銚子市。なかでも、創業者が醤油発祥の地である紀州(和歌山県)出身で、醤油造りの技術を銚子に持ち込んだという「ヤマサ醤油」は、代表的な醤油メーカーのひとつ。

2016年4月27日(水)、そのヤマサ醤油の工場敷地内に、工場見学社用新施設「しょうゆ味わい体験館」がオープン。広々とした空間に、醤油の歴史がわかる展示コーナーや、体験コーナー、飲食スペースなどが設けられている。入場は無料だけど、見学希望者は事前に工場見学センターへ予約を。

工場見学は、まず工場見学センターで「醤油のつくり方」などの映画を鑑賞するところからスタート。その後は、醤油の原料である大豆と小麦が入っている原料サイロや仕込蔵などを見て、「しょうゆ味わい体験館」へ向かう。

「映画は約20分で、その後の工場見学を合わせても、全体で1時間ほどのコースになります。休日は工場内の見学ができませんが、しょうゆ味わい体験館はご入場いただけますよ」と、ヤマサ醤油・庶務課の加瀬さん。

「しょうゆ味わい体験館」の展示コーナーでは、銚子で醤油造りが栄えた理由を物語る展示物や、昔の醤油造りの道具などが並ぶ。



さらに、展示に加えて、実際に醤油を味わったり製造過程を体験できたりと、醤油の魅力を体感できるコンテンツが揃っている。

例えば、1枚100円で「煎餅」を購入して自分で焼き、好みで醤油や特製タレを付けて食べられる体験コーナーも。焼き立てアツアツのお煎餅を、自分好みの味で食べられる。

また、今回は初の試みとして、映像によるバーチャル体験ができるコーナーも新設。直径6mの大きな醤油桶を模したスペースの中に入ると、発酵した「もろみ」が醤油になるまでの変化の様子が、足元の映像と音で体感できるそう。

醤油造りの過程を体感した後は、足を動かすと投影された醤油の波紋が揺れて、醤油の上を歩いているような疑似体験もできるとか。まるで本物の大桶の中にいるような気分を味わえるのも、楽しい。



工場見学に訪れたら、ぜひ味わっておきたいのがオリジナルのスイーツ。

ヤマサの黒蜜風醤油を使用した「しょうゆソフトクリーム」(250円)や、酸味とほろ苦さのバランスがいい少しとろみのある黒蜜風醤油をバニラソフトにかけた「バニラカップ 黒蜜風醤油かけ」(250円)や、「醤油ロールケーキ」(300円)などがラインナップ。日本の伝統的な調味料である醤油と、スイーツの相性のよさに驚くはず。

工場見学センターの売店では、「工場見学センターオリジナル ヤマサ醤油限定キューピーストラップ」(500円)などのオリジナルグッズや銚子の名産品なども販売している。

「しょうゆ味わい体験館」を巡れば、毎日の食卓で使う醤油が、より親しみ深く感じられるかも。