100回目の開催を迎えるインディアナポリス500マイルレースのプラクティス走行が16日からスタート。初日は、マルコ・アンドレッティがトップスピードをマーク。チームメイトたちも続き、アンドレッティ・オートスポートが上位を独占する好調な滑り出しを見せた。
14日にインディアナポリスモータースピードウェイのロードコースでインディカー第5戦が行われ、一日を置いてインディ500のプラクティス走行がいよいよスタートした。
曇空のなか、少し涼しい気温で行われた初日のプラクティス走行は、14時から18時の4時間が設けられ33台が走行を重ねた。
最初にコースインしたのは、オーナードライバーのエド・カーペンター。1984年から2016年の間で、最初にコースインしたドライバーは未だ勝利に恵まれず、2006年のマルコ・アンドレッティと2014年のエリオ・カストロネベスンの2位が最上位となっている。カーペンターは、今年何位でフィニッシュするだろうか?
オープニングデイで好調だったのがアンドレッティ・オートスポート。今年は、ライアン・ハンター-レイ、マルコ・アンドレッティ、カルロス・ムニョスに加え、ルーキーのアレキサンダー・ロッシ、そしてインディ500にスポット参戦するタウンゼント・ベルの5台体制で挑んでいる。
トップスピードをマークしたのは、マルコ・アンドレッティ。61周を走行し、228.978mph(39秒3051)とマークした。続いた0.0057秒差でムニョスが続き、ハンター-レイが3番手。ルーキーオリエンテーションをクリアしたロッシも4番手とベルも6番手に続いた。
「今日は絵に描いたような条件だったよ。来週は暖かくなるし、今日の結果から考えるのは時期尚早だよね。クルマの挙動にはかなり満足しているけど、まだまだ仕事はいくつかあるよ」とアンドレッティ。
シボレー勢の最上位は、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が226.835mphで5番手。チームメイトのチャーリー・キンボールは7番手のスピードをマークした。
3連勝と絶好調のサイモン・ペジナウ(チーム・ペンスキー)は16番手。佐藤琢磨(AJフォイト)は、24周のみの走行となり20番手だった。
明日17日は12時から18時までプラクティス走行が行われるが雨予報となっており、週末に向けて気温は暖かくなるようだ。