Q&AサイトのOKWAVEに、こんな相談が寄せられていました。相談者のututukunさんが職場で一緒に仕事をしている40代の男性は、何年も前からスマホゲームの「パズル&ドラゴンズ」や「モンスターストライク」にハマっているそうです。
仕事が始まってから終わるまで、ずっと「パズドラ」や「モンスト」の話ばかり。休憩中にはスマホを取り出し、ガチャで当てたキャラクターを自慢げに見せてきたり、興奮しながら「魔法石がたまったぞ!」などと話しかけてきたりします。(ライター:Makiko.N)
もしかすると「興味がある」と勘違いされているのか
たまにゲーム以外のことを話すことがあっても、戦隊モノや仮面ライダーなど子ども向けテレビ番組の話題くらい。一般に世間話は天気やニュースの話題が多いものですが、この人は自分の趣味の同じ話しかしないのだそうです。
しかもゲームのことを何も知らない相談者さんが話題を変えようとすると、この男性はツンと無視。話が一通り終わっても、何分も経たないうちに同じような話を毎日毎日……無限に繰り返すのだそうです。困った相談者さんは「これから、この人とどういうふうに接していけばいいでしょうか?」と相談しています。
いい年をした男性がゲームの話題しかできないのかという問題は脇に置いても、相手が興味を示さない話題を、なぜこの男性は延々と続けられるのでしょうか? yuttamaさんは、相談者さんが聞き上手なので「もしかしたらあなた自身も興味があると勘違いされてるのかもしれない」と指摘しています。
もしそうだとすれば、まずは相手に自分が不快であることを知らせる必要があります。この回答者も「嫌われる勇気」という言葉を使って、自分の意思を相手に伝えるべきと助言しますが、その一方で「その程度ならマシな方」として、聞き流せばいいだけという人もいます。
「右から左に聞き流す。それが一番です」(tzd78886さん)
「私だったら、自分に対して害は無い人なので嫌ではないですね。『へえー』『凄いすね』と空返事で聞き流すでしょう」(nopneさん)
世の中には無用な自己アピールがうざかったり他人のミスを大げさに騒いだりして、仕事に支障を与える同僚に困る人がいるようです。それに比べたらゲームの話題なんて可愛いものなのかもしれません。
「自分もやってみたらええ」という逆転の発想
しかも毎日話しかけてくるということは、彼は相談者さんのことを少なくとも嫌ってはいないのでしょうね。そうやったらつらさは、どうしたら紛らわすことができるのか。ある回答者は「自分もやってみたらええ」という逆転の発想を提案しています。
「パズドラやってみたらええんやないか? 8000万ダウンロードだし、わからないという方が遥かに異端だぞ?」(G66-723さん)
3月10日に国内4000万ダウンロードを達成したばかりなので、この数字や「わからないという方が遥かに異端」とは、いくら何でも大げさでしょう。ゲームに没頭している人たちにとっては、興味がない人の存在すら信じられないのかもしれません。
とはいえ、確かに「モンスト」や「パズドラ」は、数あるスマホゲームの中でも一、二を争う人気作。戦隊モノや仮面ライダーも息の長い人気を保っていて、イケメン若手俳優の登竜門にもなったりもしています。
試しに一度やってみて少しでもゲームのことが分かるようになれば、同僚の話が苦痛ではなくなるのかもしれない。もしかすると案外ハマって、毎日ゲームネタで楽しく盛り上がれるようになるのかもしれませんね。
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