ブランパン耐久シリーズ第2戦は15日、イギリス・シルバーストンで3時間の決勝レースが行われ、HTPモータースポーツのドミニク・バウマン/マキシミリアン・バーク/ジャズマン・ジャファー組84号車メルセデスAMG GT3が優勝した。
予選4番手からスタートした84号車AMGは着実にポジションを上げ、レース終盤にはトップに浮上。2番手につけるベルジャン・アウディクラブ・チームWRTのローレンス・バンスール/ドリス・バンスール/フレデリック・バービッシュ組1号車アウディR8 LMSと5秒差の優勝争いを演じていく。
しかし、レース残り40分というところでプロアマクラスのマシンがコース上でストップ。マシン回収のためにセーフティカーが導入されたため、勝負がリセットされた。
レースは残り20分で再開。「とにかくリスタートを決め、ギャップを作ることに専念していた」という84号車AMGのバークは、再スタートで1号車アウディを抑えこむことに成功する。
その後もバークは1号車アウディからの猛攻をしのぎ切り、0.963秒差でトップチェッカーを受けた。3位はGRTグラッサー・レーシングの16号車ランボルギーニ・ウラカンGT3が獲得している。
高星明誠擁するニッサンGTアカデミー・チームRJNの23号車ニッサンGT-RニスモGT3はレース開始から22周でリタイアしている。