F1スペインGPの最終ラップのシケインにおいて、ルノーのチームメイトであるジョリオン・パーマーと接触したケビン・マグヌッセンに、レース後タイムペナルティが加算されることになった。
ハードタイヤで最後まで長めのスティントを走る選択をしたパーマーに対し、マグヌッセンはレース終盤でタイヤをソフトに交換。13位を走行中のパーマーと追いついたマグヌッセンが、最終ラップの最終シケインで接触事故を起こした。
スチュワードは「カーナンバー20(マグヌッセン)は新品のソフトタイヤを装着しており、カーナンバー30(パーマー)は古めのハードタイヤで、明らかにグリップとスピードが上回る#20の前を走行していた。しかしながら、スチュワードとしては#20は#30と接触せずにターン13を曲がりきることはできなかっただろうと判断した。#30はその後、コースを外れることになった」との声明文を発表している。
パーマーは事故後もマグヌッセンの前に復帰し、13位でレースを終えた。マグヌッセンはすぐ後ろの14位でチェッカーを受けたが、ペナルティにより10秒のタイム加算。これでザウバーのフェリペ・ナッセと順位が入れ替わり、最終結果は15位となる。
さらにマグヌッセンには、12カ月累積となるペナルティポイント「2」が科された。