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ELMS第2戦イモラ:ティリエ・バイ・TDSレーシング46号車が優勝。平川亮がELMS初制覇!

2016年05月16日 13:01  AUTOSPORT web

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ELMSイモラの表彰台。平川亮が頂点に立った。
ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズは5月15日、イタリアのイモラで4時間の決勝レースが行われ、ピエール・ティリエ/マティアス・ベッシェ/平川亮組46号車オレカ05・ニッサンが優勝を飾った。

 14日の予選では2番手につけていた46号車オレカ。15日の決勝レースは青空の下でスタートし、ポールポジションスタートのドラゴンスピードの41号車オレカを駆るニコラス・ラピエールがリード。ティリエ駆る46号車がそれに続くが、ポール-ラウプ・シャタン駆るパニス-バルテズ・コンペティションの23号車リジェが46号車をかわしていった。

 最初のピットストップではドラゴンスピードの41号車が遅れ、23号車が首位、46号車が2番手とオーダーが変化していく。2回目のピットストップでは23号車がシャタンからファビアン・バルテズへ、46号車はティリエから平川へ交代。平川は59周目のリバッツァでバルテズをかわしてみせると、10秒のギャップを築くことに成功した。

 その後平川はフルコースイエローのためにリードを失うが、グリーンフラッグとなるとふたたび後続を引き離し、ベッシェに交代。その後、イモラには大雨が降り出し、コース各所でスピンが続出。ベッシェもスピンを喫するが、素早くコースに復帰した。

 レースはフルコースイエローの後、セーフティカーランへ。ウエットのままSCランは続き、そのまま4時間レースはチェッカー。46号車が優勝、G-ドライブ・レーシングの38号車ギブソン015S・ニッサンが2位、ドラゴンスピード41号車が3位という結果となった。今季からスーパーGT参戦と並行してヨーロッパに挑戦している平川にとって、ELMS参戦2戦目での嬉しい優勝となった。

 このレースにはもうひとり、元F1ドライバーで、ル・マン24時間にも参戦を予定している中野信治がレースパフォーマンスの34号車オレカ03R・ジャッドに乗り込んだ。中野は大雨のときにドライブしたが、チェッカーまでマシンを運び9位でフィニッシュしている。