2016年F1スペインGPの土曜予選で、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは6位だった。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 予選=6位
どんな日でも苦戦する可能性があるのは分かっているけれど、これほどトップから離されるとは思っていなかった。午前中はいいリズムをつかんでいただけになおさらだ。
マシンをうまくコントロールすることができず、今朝と同じような感触が持てなかった。それでいいラップをまとめることができなかったんだ。ここではうまくまとめられないと大きなロスになる。それは分かっているから、意外ではない。
メルセデスとのギャップは予選になって拡大した。つまり僕らがうまくやれなかったということだ。
決勝を考えれば、予選順位は上位であればあるほどいい。それはどのサーキットでも同じだ。
スタートと1周目をうまくやることに集中する。長いレースだから僕らにやれることはいくらでもある。
通常ここでは複数回のピットストップが必要になるから、戦略をうまく実行し、僕らより遅いドライバーたちの前に出ることができるだろう。僕らのマシンは6位というポジション以上の速さを持っている。だから明日には大きな期待を抱いている。
(予選になってメルセデスから大きく離されたことに)あなたたち(メディア)と同じように僕らも驚いた。今のところ(理由は)まだ分からない。でも何か理由はあるはずだ。
速さがなかったということではない。予選までのすべてのセッションで競争力の高さを示してきたからね。
でもマシンの挙動が予選までとは違っていた。悪くなっていた。だからパフォーマンスが低下したんだ。なぜ悪くなったかは分からない。
どこかひとつのコーナーでロスしたというより、全体的にすべてのコーナーでロスしていた。グリップが低下していたようだ。
レッドブルが僕らより速いとは思わない。僕らの方が速い。でも今日はいろいろな状況のなかで、いい一日を過ごせなかった。(ギャップが広がったのは)メルセデスやレッドブルがより優れたパフォーマンスを発揮したからというよりも、僕らがきちんと力を出せなかった部分の方が大きい。何かがうまくいっていなかった。