インディカー・シリーズは、9月4日の労働者の日に行われる予定だったボストンでの市街地レースの代わりにワトキンスグレンでのレース開催を明らかにした。
今季カレンダーに加わったボストンでの市街地レースだったが、プロモーターと市との連携が上手くいかず開催中止となってしまった。代替案を模索していたインディカーは、ボストンと同じ日程でニューヨーク州にある“ザ・グレン”と呼ばれるワトキンスグレン・インターナショナルでのレース開催を決定した。
インディカーの競技委員長を務めるジェイ・フライは、ボストンが中止となった際にシリーズは次のプランへ素早く移行していたと語る。
「ボストンからレース中止の連絡を受けたのは2週間前の金曜日午後5時だった。その1分後には、ワトキンスグレンのオーナーであるマイケル・プリンタップと電話したよ」とフライ。
プリンタップは、2010年7月以来のインディカー開催に関心を示し、すぐに交渉はスタートした。そして、今週の13日にインディアナポリス・モータースピードウェイでレース開催の契約が発表された。
「ワトキンス・グレンにインディカー・シリーズが戻ってくることは素晴らしい。短い時の間で実現を可能としてくれたオーナーのマイケル・プリンタップと彼のスタッフの努力に感謝しきれない」とフライ。
「こんなに早く一緒に契約を運べたことは、ファンと競技者たちへ我々のやる気を示すことができた。我々のチームがインディカーのために最高のイベントを行う能力があると知っているし、ドライバーたちが新しい舗装を好んでくれると信じている。ファンにとってエキサイティングな週末に繋がるだろうし、全員がウィンウィンになるよ」とプリンタップは語っている。
ワトキンスグレンでは、1979~1981年と2005~2010年の9回インディカーを開催しており、久々のインディカー復帰となる。