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嵐とジャニーズWESTが『ワクワク学校』で共演 “伊野尾革命”に次ぐ新たなムーブメントは生まれるか

2016年05月13日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(C)タナカケンイチ

 嵐が6月に開催する『嵐のワクワク学校2016~毎日がもっと輝く5つの自由研究~』に、ジャニーズWESTが助手役として初参加する。


(関連:嵐は『ワクワク学校』でどんな授業を行なってきた? その内容を予習復習


 『嵐のワクワク学校』は、2011年6月にスタートした嵐の恒例チャリティーイベント。通常のコンサートとは異なり、嵐のメンバーがステージ上でトークを展開。生活や環境にまつわるあらゆるテーマについて、先生に扮した嵐のメンバーが来場者に授業を行うという、バラエティ番組の延長線にあるようなイベントだ。


 このイベントでの嵐とジャニーズWESTの共演について、ジャニーズの動向に詳しい芸能ライター・佐藤結衣氏は「これまでにない場面が見られそうだ」と話す。


「嵐は、KinKi Kidsや関ジャニ∞含め関西ジャニーズ勢と絡んできたイメージがあまりないので、とても新鮮な組み合わせです。嵐のような優等生感のある関東圏ジャニーズと、叩き上げ感のある関西ジャニーズのノリの違いが楽しめる共演となりそう。嵐と後輩の共演では、嵐から話を振っていくパターンが中心でしたが、ジャニーズWESTに関しては、彼らから嵐にアピールする場面も多そうですし、これまでとは異なるワチャワチャ感が見られるのではないでしょうか」


 『嵐のワクワク学校』で嵐と後輩グループが共演することに対し、期待を寄せるファンは多い。なぜなら、2015年に生徒役としてはじめてイベントに参加したHey! Say! JUMPの伊野尾慧が、その共演をきっかけに今年ブレイクを果たしたからである。


「Hey! Say! JUMPの伊野尾慧さんにスポットライトが当たるきっかけとなったのが、まさに『ワクワク学校』なんです。松本潤さんがイベント中に伊野尾さんのキャラクターをいじったことをきっかけに、ファンの間で彼の存在が話題を呼びました。その後も注目されるタイミングが次々と訪れ、2015年はファンの間で“伊野尾革命”が起こった年と言われています。今回も、伊野尾さんのように個性が見いだされるメンバーが現れるかもしれません」


 昨今、番組などでの後輩との共演が増え、彼らの人気を盛り上げる役割も担う嵐のメンバー。彼らが事務所の中心として活躍するグループであるということが、イベント自体にも表れていると同氏は続ける。


「最近で言うと、V6の三宅健さんとタッキー&翼の滝沢秀明さん、嵐の大野智さんとHey! Say! JUMPの有岡大貴さんの組み合わせでのCM出演、4年ぶりの『ジャニーズ野球大会』の開催、積極的な番組での共演など、事務所全体でグループを越えた共演に取り組む動きが目立ちます。そういった流れをグループのイベントに汲んでいることが、嵐の事務所内での存在感を物語っています。また、嵐とジャニーズWESTは、各メンバーの関係性が好きなファンが多いという共通点があるので、今回を機にグループを越えた新たなコンビが生まれて、話題になる可能性もありますね」


 今年は、嵐とジャニーズWESTのメンバーがチームにわかれて研究内容を発表する「コンクール形式」を取り入れるという。テレビ番組以上にメンバー同士のやりとりが堪能できるこのイベントを通して、今年もまたジャニーズに新たなムーブメントは起こるのだろうか。(竹上尋子)