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勝てないフェラーリにプレッシャー高まる。チーム代表解雇のうわさ

2016年05月12日 07:31  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

フェラーリ チーム代表マウリツィオ・アリバベーネ
イタリアメディアが、フェラーリ会長およびCEOのセルジオ・マルキオンネは、最近のフェラーリチームの成績への不満からチーム代表マウリツィオ・アリバベーネを外すのではないかと報じた。

 今月、フェラーリ会長を務めてきたマルキオンネは、新たにCEOの役割をも担うことが決まった。これに伴いイタリアのAutosprintは、マルキオンネがチームの組織大再編を行い、アリバベーネを解雇し現在テクニカルディレクターを務めるジェイムズ・アリソンをチーム代表の座に据えるのではないかと伝えた。新テクニカルディレクターとして現在メルセデスに所属するアルド・コスタを呼び戻すのではないかという。

 2014年シーズン序盤にステファノ・ドメニカリが離職、後任のマルコ・マティアッチは2014年末で外れ、代わってチーム代表の座に就いたのがアリバベーネだった。

 Autosprintのこういった報道に否定的な見解を示すメディアも多いが、マルキオンネが今年のフェラーリチームの成績に不満を抱いているのは確かで、チーム上層部再編のうわさが流れた後、マルキオンネはメディアに対し、「すぐに勝利を手にすることを期待している。(今週末の)スペインGPからだ」と述べたとSky Sportsが報じている。

 今年のフェラーリはチャンピオン、メルセデスとのギャップを大きく縮めたと考えられてはいるものの、トラブルやミスもあって望ましい結果が出ておらず、最高位は2位、メルセデスとのポイント差は4戦においてすでに81点に拡大している。