2017年からMotoGPクラスに参戦するKTMは、昨年までMotoGP世界選手権のMotoGPクラスに参戦していたカレル・アブラハムをテストライダーのラインアップに加えたことを発表した。
KTMは、MotoGPのMoto3クラスを中心に活動し、参戦を開始した2012年から3年連続でマニュファクチャラーズタイトルを獲得。2017年から最高峰のMotoGPクラス参戦する。
最高峰クラスに参戦するためにMotGPクラス参戦経験を持つミカ・カリオ、ランディ・ドプニエ、アレックス・ホフマン、Moto2クラスに参戦中のトーマス・ルティとともにRC16プロトタイプの開発を進めている。
今回テストライダーに加わったアブラハムは、2011年から2015年までMotoGPクラスに参戦。今年はスーパーバイク世界選手権(SBK)に戦いの場を移し、現在ポイントランキングで17位につけている。
先日、イタリア・ミサノで行われたテストに合流し、RC16プロトタイプの開発に取り組んだアブラハムは、今回のテストについて「僕が想像していた以上にマシンの完成度は高く、手応えを感じた。3日間のテストは素晴らしい経験で、楽しみながら走ることができたよ。早くマシンに乗りたくて、次のテストが待ち遠しいね」とコメント。
KTMはMotoGPクラス参戦に向け、すでにレギュラーライダーとしてモンスター・ヤマハ・テック3からMotoGPクラスに参戦しているブラッドリー・スミスと契約を交わしたことを発表している。