事件はサーキットの外でも起きている。もちろんサーキットの中で起きているのは言うまでもない。シーズン開幕後も水面下で蠢いているチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けたスパイが独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
・・・・・・・・・・・・・・・
RED BULL:フェルスタッペン“拘束”の噂
一石二鳥となったヘルムート・マルコの策
マックス・フェルスタッペンとダニール・クビアトの突然の交代劇は、新たな「ワンダーボーイ」をメルセデスやフェラーリにさらわれないように、ヘルムート・マルコが打った予防策だったと見られている。
レッドブルとフェルスタッペンは来季からレッドブル・レーシングに籍を移すことで基本的に合意していた。だが、新たな契約書にサインするまではフェルスタッペンは形式上フリーエージェントとなり、そこを他のトップチームに狙われる可能性がある。この「穴」を塞いでおくために、マルコはクビアトのドライビングが2戦続けて物議を醸したことを利用して、フェルスタッペンのレッドブルへの移籍を6カ月、前倒ししたのだ。
これで当面はフェルスタッペンがトップチームからの誘いを受けて、気もそぞろになる恐れはなくなるだろう。また、ダニエル・リカルドも新たなチームメイトからのプレッシャーを強く感じるようになれば、まさにマルコの狙いどおりということになる。
スパイからの手紙はF1速報webプレミアム会員限定の連載コラムとなります。続きはF1速報有料サイトでご覧ください。
TORO ROSSO:ロシアからの救世主の噂
McLAREN:新たな火種の噂
GRAND PRIX:バーニー健在の噂