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スーパー耐久、SUGOから熊本地震復興支援義援金活動を開始へ

2016年05月11日 16:31  AUTOSPORT web

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スーパー耐久参戦車両に貼られるゼッケンベースと、SGTとの連携で貼られるくまモンステッカー
スーパー耐久を運営するスーパー耐久機構(S.T.O)は11日、5月14~15日に宮城県のスポーツランドSUGOで開催される第2戦で、平成28年熊本地震に向けた支援活動を行うと発表した。

 今シーズン、大分県のオートポリスでもレース開催予定があるスーパー耐久。すでにスーパーフォーミュラ、スーパーGTでも支援に向けた活動が行われているが、第2戦SUGOでも、同様な動きが展開されることになった。

 スーパー耐久参戦車両には、全車S耐独自のゼッケンベースが貼られているが、このゼッケンベースのなかに、S.T.Oからチームに『気持ちは九州へ。』と書かれたステッカーが販売されることになった。このステッカーの売上は、S.T.Oから直接義援金として全額が熊本県、大分県に寄付される。

「九州はサーキットとしてオートポリスがあり、私たちとしても特に思い入れのある地。また、熊本だけではなく、九州全体の観光も含めた産業が大きくダメージを受けているなか、スーパー耐久一同、常に気持ちを九州に向けようという思いの共有を図っていきたい、とスローガンの言葉を考えました」と桑山晴美事務局長。

 なお、桑山事務局長は、現在まだ地震の被害によりクローズされているオートポリスでのレース開催について、「現地の状況によりますが、11月のスーパー耐久を開催することで、オートポリスや周辺地域を微力ながら少しでも元気にすることができれば、という願いもこのスローガンには込められています」と開催に前向きな意向を示している。

 また、スーパーGTとの連携により、全車にあの『くまモン』のキャラクターが入ったステッカーを貼ることになった。このくまモンは、『がんばれ! 熊本!』の文字が入っており、スーパーGT第2戦富士で参戦全車に貼られたものと同デザイン(ロゴ部分のみスーパー耐久のものに変更)。こちらもチームに販売されるほか、スポーツランドSUGO内に設置された義援金ボックスで協力してくれたファンには、数量限定でくまモンのミニ支援ステッカーも渡されるという。これらの義援金は、スーパーGTを通じて日本赤十字社に寄付される。

 そのほかにも、スーパー耐久で実施されているレースクイーンの人気投票『ST GIRL 50』の現地投票時に購入するオリジナルタオル(2000円/税別)の売上金の一部(タオル制作料金以外の全額)も、S.T.Oから直接寄付されるなど、広範囲の支援活動が行われることになる。

 義援金ボックスの設置は下記のとおりだ。

・イベント広場のステージカー
・イベント広場のSUGO売店
・グランドスタンド放送棟1階売店