2016年5月11日
2016イタリアFIA-F4第2大会(アドリア)レビュー
--佐藤万璃音、予選レース2で4位--
■大会概要
開催地:イタリア・アドリア(アドリア・インターナショナル・レースウェイ:一周 2.702km)
開催日:2016年5月6日(金)~5月8日(日)
■アドリア・レビュー
5月6日(天気:晴れ/路面:ドライ) 予選2組8番手(参加15台)
5月7日(天気:晴れ/路面:ドライ) 予選レース1(25分間+1周) 13位(参加20台)
5月8日(天気:晴れ/路面:ドライ) 予選レース3(25分間+1周) 4位(参加21台)
5月8日(天気:晴れ/路面:ドライ) 決勝レース(25分間+1周) 8位(参加30台)
イタリア北東部のアドリアで5月6~8日、イタリアFIA-F4第2大会が31台の参加により実施され、フォーミュラカーレース2シーズン目を迎えた佐藤万璃音(さとうまりの/16歳)は、同シリーズにヴィンチェンツォ・ソスピリ・レーシング(VSR)より参戦しました。
予選は参加31台が二組に分けて実施され、佐藤は予選2組で出場して8番手。予選レースに向けてはC組に振り分けられ、7日の予選レース1と8日の予選レース3いずれも10番グリッドから出走する運びとなりました。
予選レース1はフォーメーションラップ開始時にエンジンストール、ピットスタートとなり最後尾からの追い上げを強いられました。途中、後続の追突に遭いコースアウトさせられて順位を下げる場面があったものの、最後まで前を追い続けて13位まで挽回しました。
予選レース3は序盤から快調に順位を上げ、途中、事故に起因するセーフティカー導入などもありましたが、5位でチェッカードフラッグを受けました。なお、レース終了後に上位のドライバーが競技除外(失格)となり、佐藤は最終的に4位へ繰り上がりました。
予選レースの結果に基づき、佐藤は決勝レースで12番グリッドを獲得。1周目の第2コーナーで発生した事故の影響で一時は14番手へ後退したものの、上位陣に匹敵するラップタイムで挽回。事故によるセーティティカー導入のままレース終了となりましたが、佐藤はその時点で8位まで順位を上げました。
なお、イタリアFIA-F4第3大会はイタリア・イモラのアウトドローモ・インテルナツィオナーレ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリで、5月27~29日に開催されます。
■佐藤万璃音のコメント
「予選は1セット目のタイヤで2番手になりました。2セット目のタイヤではさらにタイムを縮めたものの、周囲に比べると伸びしろが小さく8番手でした」
「予選レース1のペースは悪くなかっただけに、フォーメーションラップ前のエンジンストールが悔やまれます。とはいえ、抜きにくいコースながら自力で何台も抜けたのは小さいながらも収穫でした」
「予選レース3は予選レース1のエンジンストールの再発を恐れて、少し慎重になりすぎました。それでもクルマのセットアップがうまく行ってラップタイムが良く、予選で自分よりも速かったドライバーを含めて着実に1台ずつ抜きました」
「決勝レースでは1周目発生したライバルのクラッシュを避けて順位を落としました。それでも予選レース3と同様にラップタイムが良く、最終的には8位まで順位を上げられました」
「今回は気温や路面温度に合わせたクルマのセットアップに苦しみ、予選では後方に沈みました。それでも予選レースと決勝レースで修正できましたし、レースの戦い方で新たな発見もありました。次のイモラはシーズンオフのテストで好調でしたし、大会前の公式テストにも参加します。課題の予選で速さをみせられれば、皆さまに良い報告ができると思います」
以上