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インド人女性が72歳で出産 ギネス記録は66歳

2016年05月11日 15:22  Techinsight Japan

Techinsight Japan

孫ではなく“息子”を抱く夫妻(出典:http://www.hindustantimes.com)
4月19日、インド人女性が72歳にして元気な男の子を出産した。『hindustantimes.com』など複数のメディアが報じている。

パンジャーブ州アムリトサル在住のダルジンダー・カウアーさん(Daljinder Kaur、72)と夫のモヒンダー・シング・ギルさん(Mohinder Singh Gill、79)は結婚して47年になる。長年子供を望んでいたが、これまで授かることはなかった。

モヒンダーさんは「やっと時間に余裕ができるようになって、子供のことを真剣に考え始めたのです。妻と相談して不妊治療をしようと決めたのは2013年のことでした」と語る。夫妻は約300キロ離れたハリヤナ州ヒサールの不妊治療センターに通い、3度目の治療で男の子を授かった。母親となったダルジンダーさんは「とても幸せです。この子を授かったことは私たち夫婦にとってとても重要なこと。これで私たちの絆は一層深まりました」と話す。

同センターを経営するアヌラーグ・ビシュノイ(Anurag Bishnoi)医師は「ダルジンダーさんは高齢ですし、当初は弱って見えたことから妊娠は無理だろうと思いました。しかし健康診断の結果、彼女の体は妊娠に耐えられることがわかったのです」と当時を振り返る。このセンターでは2006年に70歳のラジョ・デビさん(Rajo Devi)が女児を出産、2008年には66歳の女性が3つ子を出産している。夫妻はこの超高齢出産の新聞記事を読んでセンターを訪れたそうだ。

誕生した男の子はアルマン・シング(Arman Singh)と名づけられ元気に育っているという。インドでは体外受精による超高齢出産の年齢を制限すべきだという声もあがっているが、父親となったモヒンダーさんは79歳にして初めてできた息子がかわいくて仕方がないようだ。ちなみにギネスブックに認定されている体外受精による最高齢記録は、66歳と358日で出産したスペインの女性だという。

出典:http://www.hindustantimes.com
(TechinsightJapan編集部 A.C.)