マクラーレンは、ロシアGPで2種類の新しい空力デバイスを投入した。変更されたのはフロントウイングとサイドのポッドウイングだ。
フロントには、カスケードウイングに小さな翼(垂直のスプリッター)を装着。これまではマクラーレンに見られなかった改良である。このスプリッターにはフロントタイヤ周辺の気流を整える効果もある。
サイドポンツーンのポッドウイングは垂直形状から、サイドポンツーン上部へと連結する形状に変更されている。フロントウイングの変更と同様に、他チームでも見られる処理だ。マクラーレンは細部のアップデートを計画どおりに行い、空力バランスの改善を追求している。