2014/2015シーズン フォーミュラEチャンピオンのネルソン・ピケJr.が、FIA F3ヨーロッパ選手権にスポット参戦することが決まった。起用したカーリンは、マカオGPでも彼を走らせる予定であると発表している。
元F1ドライバーのピケJr.は、現在フォーミュラEおよびWEC LMP1に参戦している。カーリンは、30歳のピケJr.を今週末のF3第3戦ポー・グランプリに起用するという驚きの発表を行った。ピケJr.は資金調達に遅れが出ているラウル・ハイマンに代わって、ポーのストリートコースでカーリンの4台目のマシンをドライブする。
昨年ピケJr.はインディライツにカーリンからスポット参戦を果たし、初めて走るトロントのストリートコースでポールポジションを獲得した。
ピケJr.は2004年にイギリスF3でタイトルを獲得、2006年にはGP2でランキング2位、2008年から2009年途中までF1に参戦した後、NASCARに参戦、2014/2015シーズンにはフォーミュラEでチャンピオンに輝いた。
カーリンは、チームの若手ドライバーたちにとってピケJr.の経験は役立つと考えており、状況さえ許せば今年のマカオGPでもピケJr.を走らせる予定であると述べている。
F3ヨーロッパ選手権には弟である17歳のペドロ・ピケも参戦中であり、ポーでは兄弟対決が見られるかもしれない。