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“異色”月9『ヒューマン&ラブストーリー』は「藤原さくら応援ドラマ」

2016年05月09日 17:10  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

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福山雅治が3年ぶりに連続ドラマの主演を務めることでも話題を集めている、月9ドラマ『ラヴソング』(フジテレビ系)。 元プロミュージシャンで現在は臨床心理士役の福山と、新人・藤原さくらが演じる吃音に悩むコミュニケーションが苦手なヒロインが、音楽を通じて心を通わせていくヒューマン&ラブストーリーだ。 “座長”福山を、草ヶ谷大輔プロデューサーはこう絶賛する。 「番組を作るという作業に熱心な方ですね。台本を読む量だったり、勉強される時間がとても長い。その上でアイディアを提案していただくこともあるんです。特に音楽シーンは、ドラマスタッフだと気づかないミュージシャンならではの目線でのご提案なので、とても参考になります」 約100人の中からヒロイン役に抜擢されたのが、シンガーソングライターとして活動する藤原さくら。演技初挑戦だけにヒロイン役での起用は賭けだったそうだ。 「どこまでできるか多少不安な部分はありましたが、オーディションでの独特な表現力、豊かな感受性、圧倒的な歌唱力に惹かれて決めました。決定後、藤原さんが役に入り込むための演技リハーサルを熱心に行ったこともあり、見事に期待に応えてくれました」(草ヶ谷プロデューサー) 未経験ならではの演技は、新鮮だと語る。 「演技経験のある方だと、カメラを意識して演技される方も多いですが、彼女はそういうのを意識しない。そのあたりがリアルだったりするんですよね。台詞の間も含めて、とにかく自然に演じているのがヒロインの魅力に繋がっていると思います」(草ヶ谷プロデューサー) 藤原自身は福岡出身だが、劇中では広島の児童養護施設出身という設定。広島になった理由は、劇中に隠されていた。 「劇中でピーター・ポール&マリーの名曲『500マイル』を歌うシーンがあるのですが、東京から500マイルの距離を探したら広島だったんです。なのでヒロインの出身地を広島にすることで、歌詞とストーリーが重なればいいなと。養護施設でのシーンで背景に海が見えるのも、瀬戸内海をイメージして。残念ながら実際のロケ地は広島ではないんですけどね」(草ヶ谷プロデューサー) 月9ドラマといえば、王道ラブストーリーで人気を集めてきたが、今までにないラブストーリーにも注目してほしいと語る。 「このドラマは、幼い頃から吃音という人には理解されにくい悩みによって心を閉ざして生きてきたヒロインが、音楽と出会い、どう心の殻を破り、成長していくのか。全話通しての“佐野さくら(藤原さくら)応援ドラマ”だと思っています。 また、そんなヒロインに出会ったことで、福山さん演じる主人公もどこか嫌気が差していた人生を変えていこうとする……。そんなふたりの成長物語を通して、人間愛だったり絆の大切さなどを伝えていきたいですね」(草ヶ谷プロデューサー)