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ブランパン・スプリント第2戦:33号車アウディが優勝。強豪WRTが開幕2連勝を飾る

2016年05月09日 16:41  AUTOSPORT web

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ブランパン・スプリント第2戦 決勝レースでトップ争いを演じる33号車アウディR8と86号車メルセデスAMG
ブランパン・スプリントシリーズは8日、イギリスのブランズ・ハッチで第2戦が行われ、クリストファー・ミース/エンツォ・イデェの33号車アウディR8 LMS(ベルジャン・アウディクラブ・チームWRT)がトップチェッカーを受けた。

 耐久シリーズとスプリントシリーズの2本柱で構成される『ブランパンGTシリーズ』。スプリントシリーズの開幕戦から、およそ1カ月のインターバルを経て開催された第2戦には計39台がエントリーした。



 気温が30度以上となる快晴に恵まれた8日は、午前中に予選レース、午後に決勝レースが行われるスケジュール。まず現地時間12時5分から60分間の予選レースがスタートした。

 この予選レースでは、86号車メルセデスAMG GT3(ベルント・シュナイダー/ジュール・シムコウィアク)が1コーナーで、4番手スタートの33号車アウディR8、ポールシッターの74号車アウディR8 LMS(マーロン・ストッキンガー/フランク・ペレラ)を交わして、トップに浮上する。



 その後は後に決勝レースが控えているからか、各チームともリスクを避けた走りに終始。最終的に86号車が21秒の大差をつけてトップチェッカーを受けた。




 現地時間16時20分から行われた決勝レースでは、ポールシッターの86号車メルセデスAMGがレースをリード。僅差で8号車ベントレー・コンチネンタルGT3(マキシム・ソウレット/アンディ・ソウセック)、33号車アウディと続いていく。 

 レース中盤、各車がルーティンピットの時間帯を迎えると、33号車アウディのクルーがライバルを圧倒する速さでピット作業を完了。86号車メルセデスと8号車ベントレーを逆転することに成功した。

 トップに浮上した33号車アウディは後続を引き離しにかかるが、レース残り20分のタイミングで14番手を争っていたチームWRTの2台がクラッシュ。このため、セーフティカーが導入される。このセーフティカーランは10分間続き、レースは残り10分、約7周で再開された。

 33号車アウディはリスタートで2番手の86号車メルセデスAMGを抑えこむと、そのまま僅差でポジションを守りきり優勝。86号車メルセデスAMGが2位となり、3位には8号車ベントレーが入っている。



 高星明誠が所属するニッサンGTアカデミー・チームRJNの23号車ニッサンGT-RニスモGT3は予選レースで21位フィニッシュ。決勝では18位まで順位を上げて、レースを終えている。

 ブランパンGTスプリントシリーズの第3戦は6月1日~3日にドイツ・ニュルブルクリンクで行われる。また、5月14日~15日には、耐久シリーズの第2戦がイギリス・シルバーストンで行われる。