2016年5月9日
トヨタ自動車株式会社
モータースポーツマーケティング部
カイル・ブッシュが今季3勝目一番乗り!
トヨタはトラック・シリーズも制し週末制覇
カンザスの1.5マイルオーバルで行われた第11戦は、カイル・ブッシュが勝利を挙げ、今季3勝目に一番乗り。ポールからレースを支配したマーティン・トゥルーエクス・Jr.は終盤痛恨のホイールナットトラブルで14位に終わった。キャンピング・ワールド・トラック・シリーズでは18歳のウィリアム・バイロンがキャリア5戦目にして初勝利を挙げ、トヨタはカンザスの週末の2戦を両制覇することとなった。
NASCAR SPRINT CUP SERIES
第11戦 GoBowling 400
開催日:5月7日
カイル・ブッシュが今季3勝目一番乗り!
レースを支配したトゥルーエクス・Jr.は痛恨のホイールトラブル
5月7日(土)、米国中西部カンザス州カンザスシティのカンザス・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第11戦「GoBowling 400」が開催された。
2001年開設と比較的新しいコースであるカンザスでは、年間2戦レースが行われており、トヨタ勢ではデニー・ハムリンとマット・ケンゼスが過去に勝利を挙げている。
今季これまでの開幕10戦、トヨタ勢は開幕戦でハムリンが勝利、その後カイル・ブッシュとカール・エドワーズが2勝ずつを挙げ、3名が“チェイス”入りを確実なものとしている。毎戦首位争いに絡みながらも不運な結果が続いているケンゼス、そして今季初のポールポジションを獲得したマーティン・トゥルーエクス・Jr.の勝利に期待がかかった。
まだ空には明るさの残る午後7時48分に1.5マイルオーバルを267周(400マイル:約640km)して競われる決勝レースがスタートした。ポールポジションのトゥルーエクス・Jr.がスタートから首位を逃げ、予選2番手のケンゼス、6番手のカイル・ブッシュらが前半首位を争った。
59周目の2度目のイエローコーションで再び首位を奪ったトゥルーエクス・Jr.は首位を快走。圧倒的な速さで中盤以降もレースを支配した。
しかし、トゥルーエクス・Jr.は残り50周強というところで、ホイールからの異常振動で予定外のピットイン。ホイールナットのトラブルでグリーンフラッグ下でのピットインを強いられ、周回遅れとなってしまった。
変わって首位に立ったのはカイル・ブッシュ。最後は追いすがるライバルを振り切りトップチェッカー。今季3勝目へ一番乗りとなった。トヨタは今季6勝目。
レースを通して首位を争ったケンゼスは4位でチェッカーを受け、今季初となるトップ5フィニッシュを果たした。
カイル・ブッシュはカップ・シリーズでのカンザス初勝利。現在シリーズが行われているコースの中でカイル・ブッシュが未勝利なのはポコノとシャーロットの2コースのみとなった。
次戦第12戦は5月15日(日)、米国東部デラウェア州ドーバーのドーバー・インターナショナル・スピードウェイで行われる。
ドライバー カイル・ブッシュ:
「とても大きな勝利だ。まずは素晴らしい“トヨタ カムリ”を仕上げてくれたチームとスタッフ全員に感謝したい。レースの序盤から中盤にかけては最高の調子ではなかったが、クルーチーフとスタッフが努力を続けて最後は最高の状態に仕上げてくれた。78号車(マーティン・トゥルーエクス・Jr.)は恐らく今日最速だったが、我々は諦めず戦い続けた。(未勝利コースでの勝利について)残る2つはこれまでにも何度も勝てそうなチャンスがあったが、ここではあまりなかった。それだけに自信に繋がるし、嬉しい勝利だ」