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世界ラリークロス第2戦:アウディがワン・ツーフィニッシュ。フル参戦2戦目のブロックが3位表彰台

2016年05月09日 12:31  AUTOSPORT web

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世界ラリークロス第2戦ドイツ 表彰台
世界ラリークロス選手権(WorldRX)は6日、ドイツ・ホッケンハイムで第2戦が行われ、マティアス・エクストローム(アウディS1)が優勝した。2位にはチームメイトのトーマス・ヘイキネン(アウディS1)が入り、アウディEKSがワン・ツーフィニッシュを達成している。

 週末、同じくホッケンハイムで行われたドイツツーリングカー選手権(DTM)開幕戦にも参戦したエクストロームは、セミファイナル1でチームメイトのトーマス・ヘイキネン(アウディS1)に続く2位を獲得。ファイナルの2列目グリッドを確保した。セミファイナル2はライバルよりマシンパワーで劣るBMWミニを駆るリアム・ドランが制している。

 そのほか、ファイナルには前戦勝者のペター・ソルベルグ(シトロエンDS3)、ケン・ブロック(フォード・フォーカスRSRX)、ロビン・ラーソン(アウディA1)が進出。今年からWorldRXへフル参戦しているセバスチャン・ローブ(プジョー208)はセミファイナル1でチームメイトのデイビー・ジャネイとクラッシュするアクシデントがあり、ファイナル進出を逃している。



 迎えたファイナルでは、1列目グリッドのヘイキネンが好スタート。トップを維持して1コーナーをクリアすると、2番手にエクストロームが続き、EKSがワン・ツー体制を構築していく。3番手には最後列からスタートしたブロックが浮上した。 



 3周目、ヘイキネンとエクストロームによるチームメイト同士の首位争いはテール・トゥー・ノーズまで接近すると、エクストロームは走行義務を消化するべく、ジョーカーポイントをクリア。

 これにより、一旦はヘイキネンとのギャップが広がったものの、エクストロームはジョーカーポイントの立ち上がりで速度を乗せると、最終コーナーの飛び込みでヘイキネンをアウト側からオーバーテイクすることに成功した。

 首位に浮上したエクストロームは2番手を2秒以上引き離して、トップチェッカー。2位はヘイキネン、3位はWorldRXフル参戦2戦目のブロックが獲得した。

「熱心なDTMファンの前でWorldRXで優勝するという夢を叶えることができた。これまでの人生でもっとも幸せな瞬間だ」とエクストローム。

「トピ(トーマス・ヘイキネン)は素晴らしいドライバーで、タフな戦いを強いられた。ジョーカーラップをクリアした後、トピよりスムーズなラインを取ることができて、オーバーテイクに成功したんだ」

 WorldRX第3戦は13日~15日にベルギーで開催される。