ハースF1チームは今週末のスペインGPで、新仕様のフェラーリ・エンジンを使うことを決めたようだ。
フェラーリは、エンジン開発トークンを3つ使用したアップグレードを行い、ロシアGPでワークスの2台に投入している。ハースのチーム代表ギュンター・シュナイダーはソチで報道陣の質問に答え、彼らがバルセロナでこの新仕様を使うかどうかは、まだわからないと述べていた。
だが、ファクトリーでの検討の結果、スペインで新エンジンを導入してもその後のシーズンのスケジュールに問題は生じないと判断し、スペインでアップグレードされたエンジンを使用することを決めたという。
この新仕様エンジンについては、ハースと同じフェラーリ・カスタマーのザウバーも、バルセロナでの導入を選択している。
ロシアGPで8位に入り、今季4戦中3戦でポイントを獲得したロマン・グロージャンは、スペインでのマシンとエンジン両面のアップグレードがさらなる後押しになると考えている。
「バルセロナでのレースがすごく楽しみになってきた」と、彼はソチで英AUTOSPORTに語った。
「マシンのアップグレードに加えて、エンジンも新しくなりそうだからね。どちらも良い知らせだ。楽観的に考えてもいいと思う」
またグロージャンは、彼がロシアGPの週末に直面した問題に関して、チームは根本的な原因を理解したと考えていることを明かした。
「クルマにうまく機能していない部分があったんだけど、土曜の夜に原因と思われる個所を特定できた。その部品の設計を見直せば、クルマはかなり良くなるはずだ。熟知しているバルセロナのコースで走るのが本当に楽しみだよ」