FIA 世界ツーリングカー選手権(WTCC)第4戦ハンガロリンクは7日、予選とメーカー別タイムアタックの『MAC3』が行われ、ホンダのロブ・ハフ(シビックWTCC)が4年ぶりとなるポールポジションを獲得した。
今年から、全長2.971kmの新しいレイアウトに生まれ変わった新ムーレイ・エル・ハッサン・サーキットが舞台のモロッコ・マラケシュ戦。7日に行われた予選では、王者ホセ-マリア・ロペス(シトロエンC-エリーゼWTCC)、ニッキー・キャツバーグ(ラーダ・ベスタWTCC)と共に3台のホンダ・シビックWTCCが最終セッションのQ3に進出した。
そのQ3では、2番目に出走したハフがターゲットタイムの1分21秒743をマークするが、続くティアゴ・モンテイロ(ホンダ・シビックWTCC)は最終セクターで遅れをとり3番手。第2セクターで最速タイムを記録したノルベルト・ミケリス(ホンダ・シビックWTCC)もわずかに0.036秒、ハフのタイムには届かず。最後のロペスも第2、第3セクターで遅れてしまい、総合4番手に終わった。
この結果、ハフが2012年の最終戦マカオ以来となる通算12度目のポールポジションを獲得するとともに、3台のシビックWTCCがトップ3を独占することに。リバースグリッドのオープニングレースは、ジェームス・トンプソン(シボレーRMLクルーズ)がポールポジションに手にしている。
予選後に行われたマニュファクチャラーポイントを争うメーカーバトルのMAC3は、ロペス/イバン・ミューラー/メディ・ベナーニのシトロエンが2分50秒632で優勝を飾り、10ポイントを獲得。一方、3戦連続の10ポイント獲得を狙ったホンダは、ノルベルト・ミケリスがウォールに接触するアクシデントで最下位に終わっている。