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日本がキーワードのビームスジャパンが誕生

2016年05月08日 00:02  オズモール

オズモール

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ファッションからアートやカルチャーなど、さまざまな分野で新しい展開を続けてきたセレクトショップのBEAMSは、今年で創業40周年を迎えた。その節目の年に、これまで培ってきた「選択眼」をいかして集めた、日本のモノ・コト・ヒトを提案するプロジェクト、BEAMS “TEAM JAPAN”がスタート。その発信拠点として、ショップをオープン。「日本」をキーワードに、独自の視点でセレクトしたアイテムから、目が離せない!

2016年4月28日(木)、新宿にオープンした「BEAMS JAPAN(ビームス ジャパン)」は、地下1階から5階まで。地下1階から「食」「銘品」「ファッション」「コラボレーション」「カルチャー」「アート」「クラフト」とフロアごとにカテゴリに分かれている。

「カテゴリは多岐にわたっていますが、『日本』というキーワードでつながっています。イベントスペースやギャラリーのみならず、コンテンツも随時入れ替わりますので、立ち寄るたびに新しい“何か”を発見していただけると思います」と、広報担当者さん。

プロジェクトの総合アドバイザーには、「くまモン」の生みの親としても知られる放送作家・脚本家の小山薫堂さんを迎え、1階のイベントスペースでは共同企画のイベントなども予定しているそう。

今回は、ビームスの店舗で初となるレストランやコーヒースタンドが登場することにも注目を。

例えば、地下1階には、小山薫堂さんがプロデュースするレストラン「日光金谷ホテル クラフトグリル」が登場。1873年創業という日光金谷ホテルの「百年ライスカレー」をアレンジした「新宿百年ライスカレー」(1944円)などのメニューを提供する。このほかに、日本各地から選りすぐりのクラフトリカーも揃う。



1階は、日本の銘品が揃うフロア。大阪府の伝統工芸品にも指定されている「注染手ぬぐい」や、日本を代表する爪切りとヤスリのセットなど、伝統技術によって生まれたアイテムが勢揃いする。

また、スペシャルティ珈琲専門店「猿田彦珈琲」のスタンドも出店。店内外のどちらからも楽しめる構造で、店の外に向けたコーヒーウィンドウは8時30分から22時30分まで営業しているそう。

限定の「JAPAN BREND(ジャパンブレンド)」は、何度も飲みたくなるようなすっきりした味わいをイメージして完成させた、中深煎りのブレンド珈琲だとか。



2階は、世界に誇れる「日本の洋服」として、国内の選りすぐりブランドによるカジュアルウェアが並ぶ。こちらでは、ショップインショップとして2店が登場。

そのひとつが、ブランド設立17年目となる「ループウィラー」。筒状に生地を編み上げる「吊り編み」のスウェットアイテムは、縫製にも細かい配慮が施され、世界に認められている品質なのだとか。

また、写真の「スカジャン」は、1940年創業の東洋エンタープライズ社のブランド「テーラー東洋」のもの。戦後間もない頃から作り始めたというスカジャンは、すでに半世紀以上のロングセラー。日本特有のオリエンタルなデザインは、歴史とともに新しさも感じさせてくれるよう。オープンを記念して、スペシャルデザインも登場。

さらに3階では、ビームスが特別にオーダーしたアイテムが集結するので、お目当てのコラボアイテムが見つかるかも。



4階は、「Tokyo CALTUART by BEAMS(トーキョー カルチャート バイ ビームス)」がセレクトする「カルチャー」のフロア。日本のポップカルチャーからファインアートまで、幅広く扱う。

例えばアートでは、鹿児島在住の木工作家・アキヒロジンさんの力強いなかにも温もりが感じられる木彫りの器やフィギュアなどの作品が。

また、ZINEと呼ばれる小冊子やリトルプレスのほか、人気作家が手がけるものも多数。小説家の片岡義男さんの作品もあるそう。

写真はフロアに出現した、日本独特の車種「軽トラック」。3D造形グループ「ゲルチョップ」が手がける内装も、「日本」がキーワードの店ならでは。



5階は、日本のアートと民藝がテーマのフロア。

こちらは、1998年から続くビームスのギャラリー「B GALLERY(B ギャラリー)」と、“クラフトとデザインの橋渡し”をテーマに良品をセレクトしてきた「fennica(フェニカ)」が手がける新プロジェクト「fennica STUDIO」で構成。

「B GALLERY」では、6月7日(火)まで、伝説的バンド「ブランキー・ジェット・シティ」のメンバーだった浅井健一さんの原画展を開催する。

「fennica STUDIO」では、宮城県・仙台木地製作所の伝統こけしに「fennica」のエッセンスをプラスした、「MOGA Kokeshi(モガ・こけし)」が登場。これまでになかったデザインや青色の絵付けが印象的で、和洋どちらのインテリアにも取り入れやすいと評判を呼んでいる。

いろいろな日本の魅力が詰まった「ビームス ジャパン」は、生活にモダンな「和」を取り入れたいときに活躍しそう。