ポルシェ カレラカップ ジャパン第4戦 決勝 ポルシェ カレラカップ ジャパン 2016 第4戦 決勝 レポート
小山町. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とPorsche Carrera Cup Japan (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2016 第4戦 決勝レースを富士スピードウェイ(静岡県)にて、2016年5月4日(水)に開催いたしました。
天候:晴れ 路面:ドライ
前夜から早朝にかけての豪雨のためウェットレースが懸念されたポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)第4ラウンドであったが、早朝には雨も上がり、快晴のもと5月4日(水)午前、富士スピードウェイで決勝が行なわれた。雨と強風でクリーンになったコースへ向けて、全車がニュータイヤで臨んだ決勝レース。20台のマシーンはタイヤを温存しながら好スタートを切るために控えめなウォームアップを行いながら全車がグリッドについた。
ほぼ全車が好スタートを切ったこともあって、第4戦のオープニングラップは大きな波乱なく始まった。ポールシッターの#78 近藤 翼を先頭に、#14 三笠雄一、#36 坂本祐也、#9 武井真司、#7星野 敏、#25内山清士というトップ集団のオーダーはグリッドのまま。ただしオーバーオールクラスの2番手 三笠と3番手 坂本は当初から接近戦となり、その後方では星野と内山によるジェントルマンクラスのトップ争いが、スタート直後から白熱したものとなった。まずは2ラップ目の1コーナーで坂本が仕掛け、Aコーナー手前で三笠攻略に成功した。そして武井と内山は0.5秒以下の僅差でバトルを繰り返す。3ラップ目にこの2台は同一ラップのうちにポジションを入れ替える攻防を見せ、レースは大いに盛り上がりを見せた。さらにジェントルマンクラスの入賞圏内では#10齋藤真紀雄と#24 剛 覇矢人が3ラップ目にポジションを入れ替え、また#99 佐野新世がラップ毎にひとつずつ順位を上げていくなど、随所に見どころ溢れる展開となった。レース中盤、ポジション争いが落ち着いたように見えたのも束の間、路面温度が上がってブレーキングが厳しくなっているのか、#2 田島 剛が齋藤とのバトルを制して順位を上げ、9ラップ目には田島と剛がサイドバイサイドを演じるなど、後半にむけてまた新たなポジション争いがヒートアップした。そしてこの2台の争いはレース終盤まで続き、最終ラップで前に出た田島がジェントルマンクラスの3位を獲得することになった。
最終的な順位はオーバーオールクラスのトップ3が近藤、坂本、三笠で、ジェントルマンクラスは星野、内山、田島が表彰台を獲得することになったが、第4戦は随所でテールツゥノーズ、サイドバイサイドの熾烈なバトルを演じつつもほとんど接触もなく、緊迫感に溢れるカレラカップらしいクリーンな展開の好レースであった。
次回のPCCJ第5~6ラウンドは6月4日(土)~5日(日)の2日間、今回と同じ富士スピードウェイで行われる予定となっている。
Pos. Car# Driver (Class) Car Name Time
1 78 近藤 翼(O)スカイレーシング 26’07.302
2 36 坂本 祐也(O)ミツワオートGT3カップ +0.892
3 14 三笠 雄一(O)ガーミンポルシェ +1.464
4 9 武井 真司(O)BINGO RACING +10.154
5 7 星野 敏(G)D’station 991 +10.240
6 25 内山 清士(G)エヌケーレーシング +0.662
7 2 田島 剛(G)タジマレーシング +8.459
8 24 剛 覇矢人(G)みきゃん スペンダー GT3 +0.275
9 99 佐野 新世(G)SKAD PORSCHE +0.279
10 98 IKARI GOTO(G)チームトーエイスピリット +6.133
11 77 浜崎 大(G)GRacingVentiler +4.756
12 6 米倉 正憲(G)G Racing +0.949
13 66 ブライアン リー(G)GTO Racing +6.961
14 32 永井 秀貴(G)ナインレーシング +0.016
15 8 滝澤 智幸 イエローコーンGT3 +5.267
16 19 小林 賢二 KDCナインレーシング +0.097
17 47 TAD JUN JUN muta racing +0.159
18 51 ポール イップ(G)PACE +13.785
19 10 齋藤 真紀雄(G)BINGO RACING +3.872
20 52 春山 次男(G)はるやまRacing TEAM +2.602
------- 以上完走-------
* O=オーバーオールクラス G=ジェントルマンクラス