フェルナンド・アロンソはF1ロシアGPでの結果を受けて、マクラーレン・ホンダは、ようやく全戦でポイント争いをできる力を得たとの感触を抱いている。
マクラーレンとホンダが昨シーズンに再度の提携を始めて以来、2台がともにポイントを獲得するのは二度目のこと。アロンソが6位、チームメイトのジェンソン・バトンが10位でフィニッシュし、チームをコンストラクターズランキング7位に押し上げた。
「いいスタートを切っても、それを維持できなかった昨年とは違う。今年の僕らにはペースがある」とアロンソは話しており、2016年のマクラーレンはパフォーマンスの面で成長を遂げたと考えている。
「ロシアの予選結果は少々残念だったが(アロンソ14位、バトン12位)、レースでは普通のペースで走れていた。だから、これからは毎戦のポイント獲得を目標にしていけるはずだ」
しかしながらアロンソは、中団チームとの間に小さな差があると感じており、それがロシアでの予選で特に強調されたと言う。
「0.2秒の差で、Q3に進出できなかった。Q3進出をかけて戦うマシン群は大変な接戦状態で、僕らは集団の最後尾だった。つまり僕らには、まだコンマ数秒が足りない。これが稼げれば、オーバーテイクをしていく上での大きな助けになる」
また、ホンダのパワーユニットには脆弱さが残るとアロンソは指摘している。
「他のチームはQ1で、もう少しエンジンの出力が高く、Q2、Q3でさらに上げていく。いまの僕らはそれができないために、パフォーマンスがだいたい同じような具合になっていて、だから予選よりフリー走行のほうが調子が良く見えるんだ」