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ロシアGPもナイトレースに? エクレストンはコスト面を理由に疑問視

2016年05月06日 12:51  AUTOSPORT web

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2016年F1第4戦ロシアGP
ロシアGPのプロモーターは、2020年までのどこかの段階で、このイベントをナイトレースにしたいと考えているという。
 ソチのコースは、2014年の冬季オリンピックの選手村などがあるオリンピック・パークに建設された。今年は初開催から3度目のレースが行われ、開催権契約は2020年までとなっている。 

 ロシアGP主催者の代表セルゲイ・ボロビエフは、予算が確保できていないため、すぐにナイトレースに必要な設備を整えることはできないものの、問題はナイトレースへ移行するかどうかではなく、いつ移行するかだと語った。
「2020年までには実現できると確信している」と、ボロビエフは言う。

「現在、政府からの最終的な承認を待っている。ナイトレースの開催には(照明の)設備投資だけではなく、開催費用の増額も必要になるからだ」

「開催費用は私たち主催者側が負担する。したがって、ナイトレースであろうと日中のレースであろうと、チケットの売上げでそれをカバーしなければならないことに変わりはない。だが、現状のチケット売上げでは、ナイトレースの開催費用まではカバーしきれず、何らかの形で政府の補助が必要だ」

「政府の承認がいつになるか、具体的な期日は示されていないが、私は必ず実現されると信じている」

 しかし、バーニー・エクレストンは、照明などに必要なコストを考えると、ロシアGPがナイトレースになる可能性はそれほど高くないと思っているようだ。
「あとから照明を設置するには、相当な金額がかかる。そのつもりがあるなら、サーキットを建設する時点で電気配線を全部敷いておいて、あとは電球を取り付けるだけにしておくべきなんだ。だが、ソチではそういう工事は行われなかった。つまり、あのサーキットが建設されたときには、誰もナイトレースのことなど考えていなかったということだ」