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人間関係のストレスを軽くする3つ言葉

2016年05月06日 00:02  オズモール

オズモール

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雑用を言いつけてくる上司や自慢話ばかりしてくる同僚、お客様からのクレーム対応など…、対人関係が原因のストレスって意外に多いもの。

「そこから逃げようとしても、生きていれば必ず次のストレスが降ってきます。心が疲れてもすぐ元気に戻れるワザを身に着けておくのが大切です」とストレスマネジメント研究家の堀北祐司さんは言う。

どんなにややこしい問題が発生しても明るく振る舞える人たちに共通しているのは「この問題を乗り越えたら、素晴らしい未来になるだろう」と想像する力がすぐれていることだとか。

「しかし、いい想像だけを自然にできる人というのはあまりいないのではないでしょうか。そこで有効なのが“言葉のチカラ”を借りる方法です」(同)

ストレスを感じたときに唱えるだけで心が軽くなり、前向きな考え方ができるようになるというフレーズを3つ教えてもらった。

◎「さあ、盛り上がってきたね」
無理な仕事を頼まれたけど断れないとき、つまらない話を延々と聞かされているとき、トラブルが発生したときなどに「さあ、いよいよ盛り上がってきたね」と頭の中で言うだけ。

「心に余裕が生まれて、ピンチでもひょうひょうとしていられるようになれます」(同)

◎「私、最高!」
問題にぶつかって落ちこんでいるとき、周りが盛り立ててくれればいいけれど、そうもいかないのが現実。そこで、自分で自分を盛り上げるのがこの言葉。

「トイレの鏡の前で、自分の顔を見ながら『いいね! 頑張ってるね!』と自分自身をほめてあげましょう。『私って最高!』と鏡の自分をヨイショするのも効果的です」(同)

◎「運がいい!」
常にこの言葉をつぶやいていると、元気になってくるのだとか。「私、天才!」「私、すごい!」も同じ効果があり、言えば言うほどいいそう。

「後ろ向きな言葉は使わず、まずは“前向きなフリ”をすることが大事です」(同)

人間の脳は、最後に言った言葉を記憶するようにできているので、プラスの言葉で締めくくれば、プラスの記憶として潜在意識に残るとか。

「実際にはそう思っていなくても、ウソでも構いません。前向きなこれらの言葉を思い浮かべたり唱えたりするだけで、脳がその先のことを明るくイメージし始めます」(同)

最初は半信半疑でも構わない。ストレスを感じることがあったら、これらの言葉を唱えてみよう。


堀北祐司
ストレスマネジメント研究家。クレーム対応アドバイザー。大手家電メーカーでお客様相談室の責任者を務め、1万件を超えるクレームに対応。途中うつ病と診断されるが、克服した経験を持つ。以来クレーム対応を無理せず続ける仕組みを考案しストレス耐性トレーニングを開始する。現在は講演や研修でストレス耐性があがる生活習慣などを伝えている。著書に『世界一簡単!「ストレス」と上手につき合う方法』(三笠書房)がある。