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チリの建築家スミルハン・ラディック展が南青山に 現代の寓話集を提示

2016年05月05日 16:42  Fashionsnap.com

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NAVE―パフォーミング・アーツ・ホール(チリ、 サンティアゴ/2015年) © Cristobal Palma
チリを拠点に活動する建築家スミルハン・ラディック氏の個展「スミルハン・ラディック展 BESTIARY:寓話集」が、南青山のTOTOギャラリー・間で開催される。同氏が空想する生き物に見立てた20余りの木製模型を中心に、現代の寓話集を提示する。会期は7月8日から9月10日まで。

スミルハン・ラディック展が南青山にの画像を拡大

 スミルハン・ラディック氏は1965年生まれ、チリ・サンディアゴ出身。1995年に自身の事務所を設立し、2001年にチリ建築家教会35歳以下の最優秀国内建築家賞に選ばれたほか、2015年に建築雑誌「Oris」が主宰する「Oris ACO Award」を受賞するなど、近年関心が高まっている南米の現代建築界で特に注目を集めている。主な代表作品に、「サーペンタイン・ギャラリー・パヴィリオン 2014」などがある。日本国内では、TOTOギャラリー・間の25周年記念展「GLOBAL ENDS―towards the beginning」や、銀座メゾンエルメスでマルセラ・コレアと協働した「クローゼットとマットレス」展に参加した。
 今回の個展「BESTIARY:寓話集」では、普段から自身の中にあるチリの原風景やアート作品、好みの童話などからインスピレーションを得ているラディック氏の空想上から生まれた木製模型を展示。模型は建築家アレハンドロ・リューエルが仕立てる。建築プロジェクトごとに描き記した70冊にのぼるスケッチブックや、書籍「The Invention of Chile[チリの発明]」から着想したという架空の「チリ現代建築ガイド」も公開し、時に難解とも評される同氏の思考の源に迫る。
■スミルハン・ラディック展 BESTIARY:寓話集(Smiljan Radić: BESTIARY)会期:2016年7月8日(金)~9月10日(土)開館時間:11:00~18:00休館日:月曜・祝日・夏期休暇(8月6日(土)~8月15日(月))入場料:無料会場:TOTO ギャラリー・間東京都港区南青山 1-24-3 TOTO 乃木坂ビル 3F交通案内:東京メトロ千代田線 乃木坂駅3番出口徒歩1分     都営地下鉄大江戸線 六本木駅7番出口徒歩6分     東京メトロ日比谷線 六本木駅4a番出口徒歩7分     東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営地下鉄大江戸線 青山一丁目駅4番出口徒歩7分主催:TOTO ギャラリー・間企画:TOTO ギャラリー・間運営委員会   (特別顧問:安藤忠雄 委員:岸 和郎/妹島和世/内藤 廣/エルウィン・ビライ)