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NEWS 手越、JUMP 山田、セクゾ 中島……“王子キャラ”が魅力のジャニーズメンバーたち

2016年05月05日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(C)タナカケンイチ

 これまでジャニーズのタレントたちは正統派アイドルキャラを売りにしていたが、最近ではお笑い系、天然系、ポンコツ系、オラオラ系…など多様なキャラクターのメンバーが増えてきた。これは、ジャニーズメンバーが活躍の場を広げている要因の1つでもあるだろう。しかし、そんな流れの中でも「王子キャラ」を貫くメンバーがいるのもまた事実である。例えば、少年隊の東山紀之やKinKi Kidsの堂本光一、タッキー&翼の滝沢秀明はその代表格として挙げられる。もちろん、若手ジャニーズメンバーの中にも「王子キャラ」が存在するが、それぞれの持ち味は異なっている。今回は、その多様な「王子キャラ」をご紹介したい。


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■NEWS 手越祐也


 若手~中堅メンバーの中で、王子キャラを先駆けて定着させたのはNEWSの手越祐也だろう。彼の王子キャラは非常に分かりやすい。眩しい笑顔でファンを“仔猫ちゃん”と呼んだり、テレビやラジオ、雑誌などでは甘い言葉を囁いたり、王子キャラを貫き通すことでバラエティ番組にも引っ張りだこである。しかし、単なる王子キャラではないところが手越の持ち味だ。元々、ストイックで男気がある手越。自らボイストレーニングを受けたり、徹底的な体づくりをしたり、影で相当な努力をしていることが知られている。さらに、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)では、芸人顔負けの過酷なロケもこなし、男気を見せつけている。優男的な王子キャラではなく、手越が持つ本来のストイックさ・男らしさが滲み出し、手越祐也なりの王子キャラが出来上がっているのだ。そのギャップが多くのファンを虜にしている。


■Hey! Say! JUMP 山田涼介


 非の打ち所のない顔の造形と、儚さすら感じる雰囲気、切れ味のあるパフォーマンス力で、王道的王子キャラを突き進むHey! Say! JUMPの山田涼介。彼の場合、王子“キャラ”というよりも“ナチュラルに王子”と言えるのではないだろうか。コンサートの際にパフォーマンスの一環としてキュンとくるセリフを言うことはあるものの、普段は真面目で繊細な性格である山田。分かりやすい甘い言葉を言うシーンはあまり見られない。しかし、歌にダンス、演技などをサラリとこなしてしまう才能とそのルックスから隙のない王子らしさを感じることができる。その裏では相当な努力をしているそうだが、それを表に出さない部分も、彼のナチュラルなイメージを作り上げているひとつの要因であるのかもしれない。しかも山田はファンの女性たちからだけでなく、後輩からの支持率も高い。以前主演を務めたドラマ『理想の息子』(日本テレビ系)では、幅広い層からの支持も集めた。老若男女問わず人気を集めている点も、山田の「王子らしさ」のひとつと言えるのではないだろうか。


■Sexy Zone 中島健人


 非常に分かりやすい王子キャラといえば、Sexy Zoneの中島健人であろう。イベントで靴が脱げてしまったファンに対して「シンデレラ、気をつけて」と声を掛けたことはもはや伝説となって語り継がれている。そんな中島の王子スタイルは、「相手が欲することを読み取る力」が長けていることで成り立つものであると思う。キラキラ眩しい白馬の王子も、ドSキャラのいじわる王子もこなせるのが彼の強みだ。コンサートやイベントなどでは、ファンが求める絶対的なアイドル性を持った王子キャラを演じるものの、2月27日に公開された映画『黒崎くんの言いなりになんてならない』では、強引でドSな黒崎晴人役を見事に演じきっている。本人は「僕自身がドSじゃないので、どうしようかなって思っていました」とコメントしていたが、蓋を開けてみるとハマリ役という評価を得たことが何よりの証拠だろう。ここでも、中島の読み取る力が発揮されているのだ。どんな相手でも瞬時に要望を読み取ってアウトプットできるスキルが、“王子・中島健人”を作っていると考えられる。


 後輩やジャニーズJr.の中には彼ら3人に続き、王子キャラをアピールしているメンバーも多く存在する。後輩たちも、ぜひ手越・山田・中島の背中を見て、唯一無二の新しい王子キャラを生み出してほしいと思う。(高橋梓)