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「ホンダの燃費が課題」。燃料セーブで50秒ロスとマクラーレン

2016年05月04日 09:41  AUTOSPORT web

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2016年第4戦ロシアGP フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)
マクラーレン・ホンダはロシアGPで6位と10位でダブル入賞を果たしたが、レーシングディレクターのエリック・ブーリエは、燃費がよければもっと速いペースで走ることができ、4位5位のウイリアムズに迫ることができたと確信している。

 アロンソは6位、ジェンソン・バトンは10位と、今季初のダブル入賞が達成されたが、上位とのペースの差は大きく、ふたりとも1周遅れにされている。

 フィニッシュ時、アロンソと4位ウイリアムズのバルテリ・ボッタスとの差は52.829秒であり、ブーリエは、そのギャップはホンダの燃費の悪さから来ていると主張した。

「我々チームは燃料セーブをかなりしなければならない。理由は明白だ」とブーリエ。

「だがフェルナンドはレース終盤、(プッシュしたラップで)1.2秒速いラップタイムを記録している。つまり燃料をセーブしないで済めば、レースの終わりまでに50秒縮められるということだ」

「(燃料をセーブしないで済めば)ウイリアムズとほとんど同じ位置に来る。今後はこの面においてさらに改善していく必要がある」

「だがペースはよかったし、ドライバーはマシンバランスに満足していた。フェルナンドは楽しんで走っていた」

 予選ではQ3をあと一歩のところで逃したが、レースペースは予想以上によかったとブーリエは言う。

「パフォーマンスを向上させてきているだけに、Q3を惜しくも逃したのはショックだった」

「だがレースでは嬉しい驚きがあった。レースペースは予想していたよりよかったのだ」


 アロンソもレースペースはよかったとして、ラッキーな部分はあったにしても6位はチームにふさわしい順位だったと述べている。

「ペースはとてもよかった。スタートはラッキーだった。(他車の)アクシデントでいくつか順位を上げることができたんだ。でもその後、マシンのパフォーマンスはとてもよく、後ろからプレッシャーを受けることもなかった」

「ベストラップは5番手だったので、6位は僕らにふさわしい結果だと思う。すべてがいい形で進み、喜んでいる」

「毎戦競争力が向上している。バルセロナとモナコでもポイントを獲得できることを期待しよう」