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SGT第2戦富士:決勝日朝のフリー、GT300はBRZ最速。B-MAXが好ペースを発揮

2016年05月04日 09:31  AUTOSPORT web

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スーパーGT第2戦は4日、富士スピードウェイで30分間のフリー走行が行われ、GT300クラスはSUBARU BRZ R&D SPORTがトップタイムをマークした。

 ARTA BMW M6 GT3のポールポジションで幕を下ろした予選から一夜明けた決勝日。前日夜から降り始めた雨が止み、サーキット上空には青空が広がったものの、コース上にはところどころウエットパッチが残っており、ウエット宣言のもと決勝前最後のセッションがスタートした。

 セッション開始とともに、各チームとも一斉にコースイン。まずは平峰一貴操る予選12番手のマネパ ランボルギーニTG3がトップタイムをマークしていく。各車が周回を重ねていくにつれ、路面コンディションは急速に改善。レコードラインは濡れている箇所がなくなり、ドライコンディションとなっていった。

 セッション開始10分頃には、ダンロップコーナーの立ち上がりでLEON CVSTOS AMG-GTとGAINER TANAX AMG GT3が軽く接触するような場面も見られたが、それ以外に大きなアクシデントはなく、各車とも決勝に向けたロングランやセッティングに終始。そのため、急激なタイムアップを果たすマシンは多くない。

 セッション開始20分時点でのトップは山内英輝のドライブで1分37秒848を記録したSUBARU BRZ。2番手にStudie BMW M6の荒聖治、3番手にJMS LMcorsa 488 GT3の都筑晶裕、4番手にB-MAX NDDP GT-Rの星野一樹が続き、上位4台が1秒以内に収まっている。

 その後も、山内のタイムを上回るマシンは現れずにチェッカー。2番手にStudie M6、3番手にJMS 488、4番手にB-MAX GT-Rがつける形となった。

 前日の公式練習でトラブルがありながら、予選ではレコードタイムを更新する走りをみせたポールポジションのARTA BMW M6 GT3は5番手。小林崇志が精力的に周回を重ね、1分39秒後半から40秒前半のラップを刻んでいる。



 また、予選2番手に食い込んだVivaC 86 MCは土屋武士が7周、松井孝允が8周を走行。ベストタイムは18番手だったものの、お互いに1分40秒台中盤のタイムで推移した。



 昨年、この富士で圧倒的な強さをみせたニッサンGT-RニスモGT3勢の1台、B-MAX GT-Rはヤン・マーデンボローが9周、星野一樹が6周を計測して4番手。マーデンボローは1分38秒台を連発する好走をみせたほか、星野一樹も1分39秒前半で周回しており、決勝に向けて楽しみな存在と言える。

 110周で争われる決勝レースは、14時にスタートする。