SUPER GT Rd.2 FUJI 500Kmレース 5月3日予選4番手通過、決勝は2列目からスタート!
開幕前に、ここ富士スピードウェイの公式テストでGT300ベストラップを刻んだチームだったものの、第2戦の公式練習でタイムが伸び悩む。セットアップが決まらない。路温、気温ともに高いコンディションに合わせたタイヤとサスペンションなどのセッティンがどうにもマッチしないのだ。ターンインでオーバーステア、ミドルでアンダーなど、神経質なステアリング特性に苦しめられ、思うようにアセルを踏めない時間帯が続いた。チームは午前の公式練習を使い、この改善に集中する。公式練習セッション終了間際に記録した1分37秒891がチームのベストラップ。これはクラス11番手にとどまった。タイムとして結果こそ出せなかったものの、フィーリングが向上したことで手応えをつかむ。また、公式練習のGT300ベストラップなど速いレコードは気温と路温がまだ上がっていないセッション開始直後にマークされたものだった。セッション後半に多くのチームがタイムを落とす中、逆にNo.7 Studie BMW M6はラップタイムを削っていた。このタイムを記録した荒聖治選手に予選Q2を託し、予選Q1からヨルグ・ミューラー選手を投入することに。
予選Q2。荒聖治選手がさらにじっくりとタイヤを温める。いわく「右前だけなかなかタイヤが温まらないから他の3輪をそれに合わせて“育てる”ようにした」。抜群のタイヤマネージメントセンスで機をうかがってると、1分35秒台のトップタイムを叩き出したのが、またもや#55ARTABMWM6GT3。速い。これを受けて荒聖治選手がいよいよ計測モードに突入。タイムは1分36秒053。第1戦の岡山で獲得したポイントから22kgのウエイトを積んでおり、#55 ARTA BMW M6 GT3の35秒台には届かないものの、これが4番手となり、2列目からの決勝スタートを手にした。
ポールポジションは#55 ARTA BMW M6 GT3。これに#25 VivaC 86 MC、#31 TOYOTA PRIUS apr GT、そして#7 Studie BMW M6。明日の決勝は初優勝、連続ポイントゲットを狙う。