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道見ショーン真也、ランボルギーニ・スーパートロフェオ北米第2戦で日本人初優勝

2016年05月04日 06:11  AUTOSPORT web

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ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ北米シリーズで初のトップチェッカーを受けた道見ショーン真也
ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ北米シリーズで、道見ショーン真也がデビュー戦2位、そして第2戦で日本人初優勝を果たす!

昨年、「ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ欧州シリーズ」で活躍し、同社の若手育成プロジェクトに抜擢された道見ショーン真也が、本年度はランボルギーニ社の契約ドライバーとして、「ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ北米シリーズ」全12戦に参戦することが決まりました。

4月28日~5月1日にカリフォルニア州、ラグナセカ・レースウェイで開幕した「ランボルギーニ・ブランパン北米シリーズ第1戦&第2戦」に、プレステージ・パフォーマンス・レーシングから参戦した道見ショーン真也は、自身にとって第2の母国ともいえるアメリカのレースには初参戦。期待と不安が入り混じる中、木曜日のフリープラクティスを迎えました。実はシェイクダウンからマシンにはトラブルが続出し、満足にシーズンオフのテストを消化できないままチームは開幕戦を迎えていました。

初のラグナセカ・サーキットを走りだした道見ショーン真也は、テクニカルサーキットとして世界的にも有名なこのサーキット攻略法を瞬く間に見出し、予選では第1戦、第2戦ともフロントロウ、2番手グリッドを獲得しました。

そして迎えた第1戦、後方の2台がジャンプスタート寸前の際どいスタートを見せ、道見ショーン真也は4番手にドロップ。しかもレース中にブレーキトラブルを抱えてしまい、接触しながら前を行くマシンをパスして3番手に上がったのですが、その接触に対してドライブスルー・ペナルティを課せられました。しかもピットイン時に後方から追突され、ディフューザーを破損。16番手でレースに復帰し、残り時間25分を全開で攻め続けました。

前を行くマシンを次々とパスする道見ショーン真也はレースは残り5分で3番手まで浮上し、さらに最終ラップで2位の座をもぎ取り、デビュー戦で表彰台を獲得しました。

日曜日の第2戦は、道見ショーン真也にとっては、本来の速さを見せつける結果となりました。順調にスタートからリードを広げ、ピット作業を終えた後はそのリードを維持すべく、ペースをコントロールする余裕を見せて初優勝のチェッカーを受けました。

■道見ショーン真也のコメント
「開幕戦で2位表彰台を獲得でき、いいスタートを切ることができました。僕にとって初のラグナセカで、他のドライバーは全員経験者だったということを考えても上出来だったと思います。ABSの誤作動で接触してしまい、ドライブスルーペナルテイーを受けて、16番手までドロップした後は、必死でペースを上げて追い上げました。残り時間を見ながら、必死でした。最終ラップで2位になれたのも、チームにとっては良かったと思います。プレステージ・パフォーマンス・ランボルギーニ・パラマス・チームが用意してくれた最高のマシンに、心から感謝しています。第2戦は、第1戦のようなアクシデントもなく、ひとつ上のポジションでゴールできました。開幕ラウンドで2位、1位という結果を得て、プロフェッショナル・クラスでポイントリーダーとして第2ラウンドのワトキンスグレン戦に向かうことができるのですから、最高の気分ですね。第2戦ではスタート直後から、いいリズムに乗って走ることが出来ました。ピットストップまでにリードを築き、あとはペースをコントロールしながら勝利へと向かいました。2日間連続で表彰台に立てたのはとても幸せでしたし、ランボルギーニ社の新しいCEOであるステファノ・ドメニカリ社長からトロフィーを頂けたのは最高の気分です。心からチーム全員に感謝の気持ちを伝えたいです」