想定外のフィーリングの悪さから苦戦を強いられつつも、6位フィニッシュでポイントを獲得した開幕戦岡山を終え、LEXUS TEAM ZENT CERUMOはホームコースである富士スピードウェイでの第2戦に臨んだ。ここ富士では、3月26~27日に行われた公式テストでは1日目のトップタイムをマークするなど「すごくフィーリングがいい」とドライバーが口を揃えるコース。岡山での不調の対策も施され、万端の体制で富士に入ったチームは、リラックスした様子で月曜日の準備を終えた。
明けた5月4日(水)の予選日は、晴天のもとスタンドを多くのファンが埋めるなかで午前9時から公式練習がスタートしていった。LEXUS TEAM ZENT CERUMOは、公式テストで得た好フィーリングを確認しながら、3月からの気温や路面温度の変化にマシンを合わせ込むとともにタイヤのチェックを行い、立川祐路と石浦宏明が交代しながら35周を周回。立川は1分29秒395というベストタイムをマークし、石浦は1分29秒092をマーク。石浦のタイムにより3番手で公式練習を終えた。
ふたりともがたしかな感触を得て臨んだ午後2時50分からのGT500クラスのQ1。気温19度、路面温度27度と午前に比べ気温は上がったが、風が強く、ストレートに追い風が吹くコンディション。LEXUS TEAM ZENT CERUMOは石浦をアタッカーに据え、予選Q1に臨んだ。他車がコースインしはじめた直後、残り7分というところで石浦はゆっくりとコースへ。2周のウォームアップをこなししっかりとタイヤを温め、アタックへ向かっていった。