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鈴木亜久里「トップレベルではないけど、徐々に良くなってきている」

2016年05月04日 00:01  AUTOSPORT web

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ARTA NSX CONCEPT-GT
第2戦 富士 予選レポート (GT500)
事前のセットが合わず、コントロールに苦しむ

朝のセッションでは3月の富士テストのデータを元に走り出したが、同じセットにも関わらず気温が違うせいか、
全く違うバランスになってしまった。特に車の跳ねが多く、ドライバーはコントロールに苦しんでいた。チームは予選までに、過去のデータを参考に再度セットの変更を行った。
Q1のアタックは野尻智紀。セット変更の方向性が良かった事もあり、野尻は午前の走行と見違えるような走りを魅せ、Q2進出を期待させるほどの走りだったが、わずかに及ばず11位でQ1を終えた。しかし、明日に向けて明るい要素が増えてきたので、明日は大量ポイントを獲得したい。

鈴木亜久里監督のコメント
「チームとドライバーの頑張りで、だいぶ車が改善されてきたね。まだまだトップレベルでは無いけど、徐々に良くなってきている。明日のレースは長いので、粘り強いレースでポイントを獲得したいね」

星学文エンジニアのコメント
「走り始めは富士のテストデータを元にセットを進めました。そのテストと比べると気温がだいぶ違うので、車が跳ねてしまい、ドライビングで突っ込めない状態でした。予選に向けてその辺のアジャストをして挑みました。予選はQ2への進出は出来なかったものの午前よりバランスは向上していたので、明日に向けてペース良く走れるようにセットの見直しを行いたいと思います」


松浦孝亮選手のコメント
「午前のウォームアップは走り出しから車の跳ねが酷く、セットを上手く進める事が出来ませんでした。予選開始までにデータを見直して、ホンダの他車の情報も集め予選にいきました。野尻はセクター1でのタイムが伸びなかったものの、セクター2、3ではホンダ勢の中でトップレベルのタイムで走っていたので、評価出来る予選だったと思います。ほんのちょっとの差でQ2進出を逃しましたが、朝のフィーリングよりだいぶ良くなっているので、明日は最後まで諦めずに頑張りたいと思います」

野尻智紀選手のコメント
「富士の合同テストと同じセットで走ったのですが、コンディションが違うせいか、全く違う性格の車になっていました。予選に向けてセットを見直して挑みました。バランスの向上は見られたものの、まだまだ改善してなければならない事が多いので、決勝までに少しでも多く改善していきたいです。明日のレースは長いので、最後までプッシュして結果につなげたいです」