スーパーGT第2戦富士の公式予選でGT500クラスのポールポジションを獲得したカルソニック IMPUL GT-Rの安田裕信とジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが、予選の戦いを振り返るとともに決勝レースへの展望を語った。
●カルソニック IMPUL GT-R:GT500ポールポジション
安田裕信
「テストの時から富士は好調でした。朝はJP(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)選手がセットアップをして調子も良く、その後で僕に変わったんですが、最後にニュータイヤで練習をしようと思ったら、55号車とは違って僕らはピットロードで壊れてしまい、そのままアタックできず不安を抱えていました。クルマはパーフェクトに良かったのですが、僕自身はアタックしていないまま予選を戦うことにはナーバスな気持ちもありましたが、監督や彼が『大丈夫だから思い切っていけ』と言ってくれて、いいタイムを出すことができました」
「Q2はJP選手が、僕の少しダメだったセクター2の上げ代分をセットアップと頑張りで上げてくれてポールを獲ることができました。去年は2番手、一昨年はポールポジションだったので、またここに戻ることができて嬉しいです」
「明日はドライでもウエットでもポールスタートなので自信はありますが、これだけのお客さんが来てくれているので、ドライでレースをしたい気持ちはあります。そして、1年前のリベンジを果たすためにも、必ずポール・トゥ・ウインで終わりたいと思います」
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
「朝は練習走行をリードして走っていましたが、少し小さな問題が発生して10分間のセッションとなってしまい、安田選手もあまり走れませんでした。そんな状況の中でQ1に突入したにもかかわらず、安田選手は素晴らしい走りを見せてくれたと思います」
「僕は、彼から得た情報の中でクルマをセットアップして、ポールポジションを獲ることができたので、とても嬉しく思っています。ただ、これはまだファーストステップです。明日は長いレースが待っていますからね。明日は、どんな状況になってもそれに向かってベストを尽くさないといけません。気持ちを落ち着かせて、集中して走りたいです。スタートからミスなくベストを尽くせば力を出せると思います」