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デザイナー森下公則による「キミノリモリシタ」ブランドが復活

2016年05月01日 19:12  Fashionsnap.com

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kiminori morishita 2016-17年秋冬コレクション Image by: FASHIONSNAP
デザイナー森下公則氏が、約7年ぶりに自身の名前を冠したブランド「キミノリモリシタ(kiminori morishita)」を復活させる。ファーストシーズンの2016-17年秋冬コレクションは、世田谷区羽根木にオープンしたアトリエショップ「08ブック(08book)」と海外2店舗の計3店舗のみで販売が予定されている。

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 森下氏は2002年に「キミノリモリシタ」を発表し、パリのファッションウィークではランウェイショーを開催していたが、2009年春夏シーズンをもってデザイナーを退任し独立。2009年1月に自身の会社kiminori morishita garments lab inc.を設立し、2010年春夏シーズンにメンズブランド「08サーカス(08sircus)」を発表した。続いて発表した自身初のウィメンズコレクションも好評で、国内外に卸先を広げている。
 再デビューする「キミノリモリシタ」はパリで初披露。ヴィジュアルのモデルには中性的な女性を起用し、ユニセックスで展開する。数種類の素材をパッチワークしたレザーブルゾンやファーのアウターは迫力のあるシルエットで、ミリタリージャケットやジーンズは一度縫製し加工を施した数ピースを再び裁断し縫製し直すといった手が込んだ仕立て。高度なテクニックが凝縮され、以前の「キミノリモリシタ」よりもラグジュアリーな印象だ。森下氏は「比較的シンプルな『08サーカス』を作ってきた反動かもしれないが、新しい『キミノリモリシタ』には思いの全てをぶつけている。少量でもいいので本当に作りたいものを納得がいくまで作り込み、本当に着てほしい人がいる場所だけで売っていきたい」と話す。今後はビジネスを拡大する「08サーカス」と絞り込んで展開する「キミノリモリシタ」、2軸のバランスでもの作りを追求していくという。
■取り扱い予定のアトリエショップ・羽根木の森にデザイナー森下公則のアトリエショップ「08book」開店