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VLN2:フェニックスのアウディがメルセデス勢を振り切り優勝飾る

2016年05月01日 16:41  AUTOSPORT web

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VLN2を制したフェニックス・レーシングのアウディ
VLNニュルブルクリンク耐久シリーズの2016年第2戦は4月30日、予選/決勝が行われ、フェニックス・レーシングのフランク・スティップラー/アンデルス・フィヨルドバッハ組5号車アウディR8 LMSが優勝を飾った。

 第1戦からニュルブルクリンク24時間の予選レースをはさみ開催されたVLNの第2戦。SP9=GT3は26台が参戦したが、第1戦には参戦していなかったアストンマーチン・レーシングも2台が姿をみせた。

 迎えた予選では、AMGチーム・ブラックファルコンのベルント・シュナイダー/マーロ・エンゲル/アダム・クリストドロウ/マニュエル・メッツァー組6号車メルセデスベンツAMG GT3が獲得。5号車アウディが2番手につけ、3番手にはSPXクラスから参戦しているスクーデリア・キャメロン・グリッケンホウスのSCG-003がつけた。 4時間のレースは雨が降ったり止んだりと非常に変わりやすいコンディションに。終盤、スリックで走りきれるかというところで雨が降り出し、各所でスピン等が相次ぐ荒れたレースとなったが、2番手からスタートした5号車アウディが優勝。6号車メルセデスが2位、3位にはハリボ・レーシングチームの8号車メルセデスが入った。4位には27号車アストンマーチン・バンテージGT3が、5位にはマンタイの911号車ポルシェ911 GT3Rがつけた。

 日本勢では、山内一典が乗り込んだワーケンホルスト・モータースポーツの35号車BMW M6 GT3(SP9クラス)が予選14番手からスタートし、13位フィニッシュ。吉本大樹が乗り込んだファーンバッハー・レーシングのレクサスRC F GT3(SPXクラス)は予選16番手からスタートも、14周リタイアを喫した。

 SP-PROクラスから参戦したTOYOTA GAZOO Racing with TOM'Sの160号車レクサスRC F(土屋武士/井口卓人/大嶋和也組)は、SP9/SPX勢に次ぐ速さをみせ、予選総合28番手/決勝総合17位(クラス参加1台)を獲得。TOYOTA GAZOO Racingの300号車レクサスRC(木下隆之/松井孝允/蒲生尚弥組)は予選総合167番手/決勝リタイア、380号車トヨタC-HRレーシング(影山正彦/佐藤久実/片岡龍也組)は予選総合174番手/決勝リタイアとなった。なお、片岡は井口と組みトヨタ86でもエントリー。109位完走を果たしている。