2016年F1ロシアGPの土曜予選で、レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドは6位、ダニール・クビアトは8位だった。
■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 予選=6位
セブ(ベッテル)がペナルティで降格されるから、僕らはひとつ繰り上がって5番グリッドからスタートする。悪くない位置だよ。
フェリペ(・マッサ)とは約0.1秒差。かなり接戦だった。このコースでは1周をうまくまとめるのが簡単ではない。グリップが上がったり下がったりして、すべてのセクターをうまくやるのが大変なんだ。でも今日の予選にはそれなりに満足している。
メルセデスとの差は大きいけど、それは予想していた。明日ウイリアムズと戦えれば嬉しいね。
僕らはこのサーキットではあまり有利な点はない。1回ストップで走り切れるし、誰もがタイヤをプッシュできる。レースの大半を全開で走れるんだ。そのため戦略面で何かやれる余地はあまりない。
トップ5でフィニッシュできれば喜んでいいと思う。
ここはダニー(クビアト)のファンが大勢いて、皆、彼を応援している。見ていて本当に嬉しくなる。最高の雰囲気だ。
(F1iに対して語り)ルイス(・ハミルトン)は10番グリッドから前に出ていくだろうし、ベッテルを押さえるのは難しいだろう。でもウイリアムズの前に出ることができれば嬉しいよね。
どうすればできるか。スタートでできなければ、ここは1回ストップだけど何か戦略で大胆なことをするしかない。ピットストップをすごく遅らせるとかすごく早めるとか。
他にやりようがないから、そういうことを考えてみる。でもどのチームも1回ストップを他より効果的に行う秘策を見つけようとするだろうね。
ダニール・クビアト 予選=8位
今日はセッションを通してラップタイムが安定していたから、その点はよかった。
Q3ではもう少しタイムを見つけられると思っていたが、残念ながらウォームアップラップを走る時間がなくて、すぐにアタックラップに入らなければならず、タイヤが十分温まっていなかった。そのためアンダーステアが出て、コンマ2、3秒をロスした。
それでも全体的に見て今日の予選には満足している。このサーキットは僕らにとって辛いレイアウトなんだ。
ここではタイヤがすごく長持ちするから、それがウイリアムズの助けになるだろう。彼らはここでは強力だ。それは事前に予想していたことだし、決勝でもその状況が大きく変わることはないだろう。
僕らが得意とするコースではないけれど、なんとかポイントを持ち帰れるよう努力する。