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転職時に「嫁ブロック」を経験した男性は4人に1人 主な原因は「年収下がる」「有休取得率が低い」

2016年05月01日 10:40  キャリコネニュース

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転職市場が活況だ。周りの転職ムードに影響されて、「自分も…」と考え始める人もいるかもしれない。独身であれば決定権は自分にあるが、既婚だと家族の意見も考慮する必要が出てくる。妻に転職を反対される「嫁ブロック」をされた人もやはり多いようだ。

4月27日、エン・ジャパンが「嫁ブロック」について行ったアンケート調査の結果を発表した。それによれば、35歳以上の既婚男性256人中、24%が「嫁ブロックをされた経験がある」と答えたという。

嫁ブロックで44%の男性が内定辞退「女房の言い分の方が正しいし、理にかなっている」

嫁ブロックをされた理由としてもっとも多かったのは「年収が下がる」(42%)だった。次いで、「有給休暇の取得率が低い」(26%)、「転職先の企業や業界にあまり良い噂を聞かないから」(26%)だった。

では、嫁ブロックを受けた後、その転職先に就職したのだろうか。「嫁ブロックを理由に内定辞退をしたことはあるか」という質問には、44%の人が「辞退した」と回答。その理由としては、

「家庭内での協力が得られない状態であれば、仕事のパフォーマンスが落ちると考えたため」(37歳)
「落ち着いて考えると、女房の言い分の方が正しいし、理にかなっていると感じたから」(53歳)

といった回答があがっていた。実際、辞退した方が納得する結果になった人が多いようだ。「内定先を反対されて辞退したことをどう思うか」聞いたところ、63%の人が「辞退して良かったと思う」と答えている。30代では「良かったと思う」と答えた人が100%に達した。

また、「嫁ブロックをされないために普段から心がけていること」を聞いた質問では、「普段から頻繁にコミュニケーションをとるようにしている」が45%でトップだった。夫婦になれば転職も2人の問題。意思疎通が何よりも大事ということだろう。

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