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SBK第5戦イタリア レース1:チャズ・デイビスがトップ独走でポール・トゥ・ウイン

2016年04月30日 23:01  AUTOSPORT web

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SBK第5戦イタリアのレース1はチャズ・デイビスが優勝を飾る
SBK第5戦イタリアのレース1はチャズ・デイビス(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)が優勝した。

 スーパーポール1から勝ち残ったニッキー・ヘイデン(ホンダ・ワールドスーパーバイクチーム)とマイケル・ファン・デル・マーク(ホンダ・ワールドスーパーバイクチーム)を含めた12台でのスーパーポール2。開始早々に赤旗が振られ、その赤旗提示直後にシルバン・ギュントーリ(パタ・ヤマハ・オフィシャルWSBKチーム)が転倒してメディカルセンターに運ばれるというばたばたの展開。

 そんな中でチャズ・デイビス(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)がレコードタイムとなる1分45秒598をマークしてポールポジションを獲得。1分46秒055と、1分45秒台に迫ったダビデ・ジュリアーノ(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)が2番手グリッドを獲得し、ドゥカティが予選ワンツー。ジョナサン・レイ(カワサキレーシングチーム)、トム・サイクス(カワサキレーシングチーム)は3番手、4番手。

 決勝レース1はスーパーポール終了から1時間半後。赤旗中断の影響もあり、いつにも増して忙しい土曜日となった。

 そして慌ただしくスタート進行が始まる。今度はスタート直前のウォームアップランでペーター・セバスチャン(チームトス)とドミニク・シュミッター(グリリーニレーシングチーム)が絡んで転倒。これでスタートディレイ。

 10分以上遅れ、周回数も18周に減算されてようやくスタートしたレース1はデイビスがリード。レイ、サイクス、ジュリアーノと続く。オープニングラップからハイペースで後続を引き離すデイビス。射程距離でついていったのはレイ。サイクス、ジュリアーノはそれぞれ3番手、4番手を単独走行に。

 レース中盤までデイビスの背後にぴたりとついて周回していたレイ。8周目にラインを大きく外してデイビスの独走を許し、同時にサイクスからは背後を脅かされることに。レイとサイクスの熾烈な2位争いが開始され、同時に背後ではジュリアーノがジョルディ・トーレス(アルテアBMWレーシングチーム)とレオン・キャミア(MVアグスタ・レパルト・コルセ)に4位争いを挑まれる。

 レース後半はデイビスがトップ独走。ポールtoフィニッシュで今季3勝目を飾った。2位争いはサイクスを抑えきったレイに軍配。4位争いはトーレスが制した。