2016年F1第4戦ロシアGPは、4月30日にフリー走行3回目が行われた。気温16度、路面温度32度、路面コンディションはドライ。トップタイムを記録したのは、金曜のフリー走行2回目に続き、メルセデスのルイス・ハミルトンだ。チームメイトのニコ・ロズベルグが2位につけ、ともに1分36秒台と予選に向けて好調な仕上がりを見せている。
まず最初に37秒台を出したのはロズベルグ。残り35分というタイミングで、スーパーソフトタイヤで1分37秒722を記録。続いてハミルトンが1分37秒325をマークして早々とワンツー態勢に。一方のフェラーリは、セバスチャン・ベッテルがセッション終盤までスーパーソフトタイヤでロングランを行い、キミ・ライコネンもソフトタイヤでの走行を続けるなか、残り約10分となったところで両者スーパーソフトタイヤでのアタックに入る。
すると残り8分で、まずライコネンが1分37秒727、ベッテルが1分37秒007と大幅にタイムを更新。しかし、残り5分でロズベルグが1分36秒471、残り1分でハミルトンが1分36秒403と圧巻のタイムを立て続けに披露し、メルセデス勢がフリー走行3回目を制するかたちとなった。
上位2チームに続いたのはウイリアムズのフェリペ・マッサとバルテリ・ボッタス。マクラーレンのジェンソン・バトンも終盤にスーパーソフトタイヤで8番手タイムを記録。トロロッソ2台に割って入った。
予選はこのあと、日本時間4月30日21時(現地時間15時)に開始される。