17番手からのポイントゲット!
#0 GAINER TANAX GT-R
Andre COUTO / Ryuichiro TOMITA
予選:17位 決勝:8位
入場者数/予選日:9,600人・決勝日:19,000人
4月9日(土曜日)
公式練習 9:00~10:35 天候:曇/コース状況:ドライ Pos.16
サーキットサファリ 11:00~11:20 天候:曇/コース状況:ドライ -
ノックアウト予選 1回目 14:50~15:05 天候:曇/コース状況:ドライ Pos.17
ノックアウト予選 2回目 15:35~15:47 天候:曇/コース状況:ドライ -
いよいよ待ちに待ったSUPER GTの2016年シーズンが岡山県美作市の岡山国際サーキットで幕を開けた。昨年10号車のGAINER TANAX GT-RがシリーズのWタイトルを獲得し、GAINERは2年連続でTeamタイトルを獲得。今年は3年連続のTeamタイトルと2年連続のドライバーズタイトルを目指して戦う。
薄曇りの中、走り出しは今年初めてフルシーズンを戦うことになった富田竜一郎から。路面状況があまり良くないので、ある程度路面にラバーが乗るまで待機する。その後走り出すが、アンダーステアがきつく、リアの足回りのセット変更を行う。1時間経過してAndre Coutoと交代し、このセッションは終了した。
予選はオンタイムで開始された。Q1を担当するのは、Andre。少し待機してからコースへ。徐々にタイムは上げていくが、思ったようなタイムがでない。アンダーステアは改善されていないようだ。結局、朝の公式練習から、0.2秒ほどタイムアップしたのみで、予選は終了し、17番手のグリッドが確定した。明日は、決勝に合わせたセット変更を行い、ポジションを上げてポイント圏内を目指す。
Andre COUTOドライバーコメント
僕たちの車にとって厳しい予選になったよ。アンダーステアがきつく、思ったようにタイムを出せなかった。レースでは必ず上位に入れるように、車、タイヤ、全てにおいて良い状態で臨むよ。
富田 竜一郎ドライバーコメント
今シーズンの開幕戦は、若干厳しいスタートになりました。Q1突破出来なかったので、今日の夕方にエンジニアと決勝に向けてかなり長くミーティングをし、明るい材料が見えてきたので、0号車らしいレースが出来るように明日も頑張ります。
4月10日(日曜日)
フリー走行 9:00~9:30 天候:曇/路面状況:ドライ Pos.9
決勝 14:40~ 天候:晴/路面状況:ドライ Pos.8
この日の岡山は、このセッションが朝一番の走行になる。昨日と同じように薄い雲はあるものの、晴れ間も時々見えるモータースポーツ観戦にはもってこいの天気になった。走り出しはAndreから。昨日のセットから変更に、マシンのバランスはかなり変化したようだ。9時15分に富田と交代。2度の赤旗中断もあったが、順調に決勝のセットを進めた。
岡山県警察の白バイ2台に先導されてパレードラップが14時40分にスタート。1周回った後に、今度はセーフティカーに先導されたローリングラップが行われ、午後2時45分に2016年SUPER GTのスタートが切られた。スタートドライバーはAndre。混乱無く1コーナーに消えていく。
1周目には88号車HURACANをパスし16番手に早々にポジションを上げる。8周目には、15番手、13周目には14番手と、確実に前車をパスし、ポジションを上げていく。18周目に30号車PRIUSをパス、21周目には51号車Ferrari、25周目には3号車GT-Rもパス。富田と交代する36周目には実質7番手までポジションを上げる激走を魅せる。
富田はソフト目のタイヤを選び、より前へと車を走らせる。全車がルーティーンのピット作業を終えたときには、ピット作業前と同じく7番手を走行。前の25号車86MCとは15秒以上離れていたが、周回毎に差を縮め、70周目には5秒近くまで追い詰めていく。しかし、25号車はペースをコントロールしていたようで、この周回あたりから、富田と同じペースで周回を重ね始める。
この時点で25号車をパスするのは難しいと判断。ソフトタイヤを選んでいた影響で、タイヤを労りながらの走行に切り替える。しかし、後車との差は71周目に10秒近くあったものが、最終ラップには3秒を切ってしまい、21号車AUDIIにパスされてしまい、8番手でチェッカーを受けた。
Andre COUTOドライバーコメント
開幕戦はとてもタフなレースでしたが、決勝は予選に比べてマシンは良くなり、自分のスティントでは何台もオーバーテイクできました。結果、私たちの目標である開幕戦からのポイント獲得ができました。次戦の富士では、今回のレースの教訓を生かし、チーム一丸となって戦います。
富田 竜一郎ドライバーコメント
チャンピオンナンバーを背負っての初のフルシーズンを戦うことにプレッシャーを感じていました。予選では歯車がかみ合わないことがあり、土曜日から日曜に掛けてのミーティングで、セットをがらっと変えることにしたのが良い方向に向きました。ファーストスティントではかなりの車をパスしてくれました。しかし僕のスティントでは、路面温度の上昇により25号車を追いかける予定が、最終的に21号車に最終ラップでポジションを明け渡す形になってしまいました。しかし次戦に向けて良い材料を拾えたので、次戦の富士では予選から良いポジションを狙っていきたいと思っております。
田中哲也総監督コメント
予選ポジションから良く挽回した方だと思います。最終ラップにタイヤの限界が来てしまい、抜かれてしまいましたが、予選ポジションを考えたらよしとしないといけないのかもしれません。0号車は昨年と比べてもBOPが厳しいように感じますが、次の富士はGT-Rが得意なサーキットなので、それに向けては最低限のポイントは取れたと思います。