2017年のF1レギュレーションを決定するための投票が29日昼を期限にスタートしていることが分かった。26日の会合で投票を行うことができず、延期された形だ。
来季のレギュレーションを最終決定するための期限は4月30日に迫っており、26日にストラテジーグループおよびF1コミッションの会合が行われた。空力面の規則についてはすでに合意しているとみられ、パワーユニットのコスト、供給の保証、サウンド、パフォーマンスの均衡というFIA側が求める条件を盛り込んだ規則変更において合意が成立するかどうかが問題だといわれていた。
26日午前に行われたストラテジーグループ会合ではこれに関して合意がなされたものの、午後のF1コミッション会合では一部プロモーターが出席せず、議決に必要な定足数に達していなかったため、投票を行うことができなかった。
そのため、F1コミッションのメンバーは、29日昼を期限としてFAX投票を行うことを求められている。これによっておそらく提案は承認され、その後に世界モータースポーツ評議会で再度FAX投票が行われ、正式に認められる運びになるものと予想されている。
すべてが予想どおりに進み、30日までに2017年の規則において合意が成立すれば、FIA側が昨年提示した安価なインディペンデントエンジン案は完全に消滅することになる。