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『レヴェナント:蘇えりし者』、エマニュエル・ルベツキの手腕に迫る特別映像公開

2016年04月28日 21:31  リアルサウンド

リアルサウンド

『レヴェナント:蘇えりし者』(c)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の最新作『レヴェナント:蘇えりし者』より、アカデミー賞史上初の3年連続撮影賞受賞を果たしたエマニュエル・ルベツキに関する特別映像が公開された。


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 本作は、ハンティング中に熊に喉を引き裂かれ瀕死の重傷を負った上に、目の前で息子を殺され、復讐心をその胸に宿すハンターのヒュー・グラスの容赦ない旅を描いた人間ドラマ。本作の演技で第88回アカデミー賞主演男優賞に輝いたレオナルド・ディカプリオのほか、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のトム・ハーディ、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のドーナル・グリーソン、『メイズ・ランナー』のウィル・ポールターらが出演している。


 このたび公開されたのは、『ゼロ・グラビティ』『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』に続き、本作でもアカデミー賞撮影賞を受賞したルベツキの仕事ぶりにフォーカスした映像。「ルベツキは私の友人であり、兄弟、相棒、教師でもある」と語るイニャリトゥ監督は、今回の撮影が特殊だったことを明かしながら、「ルベツキは光を巧みに利用することで、観客を釘付けにする。映像が力強いんだ」と、ルベツキが撮る映像を分析。


 ルベツキ自身は、トーンを作るのに苦労したといい、「何せ相手は自然だ。人の手ではコントロールできない」と語る。ディカプリオは、「誰にでも撮影できるような単純な物語ではない。単なる旅ではなく、一生分の感情の移り変わりがある」と、ルベツキの手腕を絶賛しながら、「全くの別世界に浸りたいなら、本作を観ればいい。息を呑むような体験ができる」と語っている。(リアルサウンド編集部)