映画『シング・ストリート 未来へのうた』が、7月9日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国で順次公開される。
『ONCE ダブリンの街角で』『はじまりのうた』などのジョン・カーニー監督が手掛ける同作は、大不況下にある1985年のアイルランド・ダブリンを舞台にした作品。両親の離婚やいじめに悩み、ロンドンのバンドのPVをテレビで見ることだけに幸せを見出している14歳のコナーが、街で一目惚れしたラフィナに「僕のバンドのPVに出ない?」と口走ったことをきっかけに、実際にバンドを組んで、街や海辺でPVのゲリラ撮影を始めるというあらすじだ。
劇中ではDuran Duran、A-ha、The Clash、The Jamらの1980年代の楽曲にのせて、コナーが音楽を通して人生を切り拓いていく様が描かれる。主題歌を担当したのは、『はじまりのうた』で映画初出演を果たしたアダム・レヴィーン(Maroon 5)。なお同作は渋谷パルコの建て替えに伴う休業の影響で8月7日に休館するシネクイントのクロージング作品となる。