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御殿場市長「GTアソシエイションと富士スピードウェイの協力に感謝」

2016年04月28日 14:51  AUTOSPORT web

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『ごてんばの水』の積み込みには、若林洋平市長も加わった
4月16日に本震が発生した平成28年熊本地震で、震度6強の揺れに見舞われた熊本県合志市に向け、4月21日に静岡県御殿場市から支援物資として、2リッターの飲料水ペットボトル1200本が送られたが、静岡県御殿場市の若林洋平市長は、支援物資運搬にスーパーGTをプロモートするGTアソシエイションと、富士スピードウェイが協力したことに対する感謝を述べている。

 合志市と御殿場市は、全国ハンセン病療養所所在市町連絡協議会の構成団体として、『災害時の相互応援に関する合意書』を取り交わしており、熊本地震に際し、御殿場市から支援物資として富士山の地下水をくみ上げた『ごてんばの水』2リッター飲料水ペットボトル1200本が送られた。

 この運搬には、GTアソシエイションと富士スピードウェイが協力。ヨコハマのモータースポーツタイヤを運ぶトランスポーターが使用され、21日に御殿場市を出発した。この一連の動きに対し、御殿場市の若林市長は「合志市さんと連絡を取りましたところ、水道がかなり濁っている状況ということで、生活用水としては使えるけど、飲み水としては厳しいというお話でした。そこで、『みんなで水を送ろう』という話になったんですが、だったら富士山麓の美味しいお水を送ろうと。そこで当市(御殿場市)の方に要請が来て、今回の形になりました」と説明してくれた。

「現地の皆さんが、どれが本震でどれが余震か、我々よりも情報が入り辛い状況もあると思います。そのなかで、せめて飲み水だけでもいいものを飲んでいただければ。我々もこうしたことに対応するのは当然のことですが、この水が少しでも救いになればありがたいと思います」

「とくに今回は、まだまだ被害が拡大する恐れがあります。それに対して、我々としてはお見舞いを申し上げるしかないんですが、どうか現地の方々には気持ちを強く持っていただきたい。特に、避難をされている皆さんは本当に大変だと思いますけど、ぜひ頑張っていただきたいなと思っています」

 若林市長は、今後も必要な物資があればぜひ届けたいと語る。また、今回の輸送に対しての“官民連携”にも感謝を語った。

「今後もまだまだ必要なものがあると思うので、元気な我々ができる限りのことをしていくのは当然のこと。東日本大震災のときもそうでしたが、それが当たり前だと思っておりますので、ご要請があれば、お応えしていきたいと思っております」

「東日本大震災のときもそうだったんですが、今回も富士スピードウェイさんとGTアソシエイションさんが、本当に精力的にご協力してくださって、こうした形でスムースに運べるというのも、企業と地元との協力という非常にいい形だと思います」

「いろいろな面で官民が協働してやっていくことで力が発揮されると思うので、今後も災害等に限らず、さまざまな面で協力してやっていきたいと思っています。本当にGTアソシエイションさんと富士スピードウェイさんには、感謝申し上げます」