マクラーレンは、これまでに使用した2種類のフロントウイングに、中国GPでは新しいタイプのノーズを組み合わせてきた。
新登場したノーズは、裏側から見ると、先端の「親指」のような部分がノーズ本体へとスムーズにつながるような形状になっている。こうすると「親指」がクルマの下に気流を送り込む能力は下がるはずだが、おそらく、それを補うためにノーズ先端の裏側に気流を後方へと導く長いフラットなフィンが追加された。
類似のソリューションは、2014年にマルシャが親指ノーズを採用したときにも使われたことがある。マルシャの場合、当初は「親指」部分が独立していたが、すぐに裏側がなめらかにノーズ下面につながるようにしたフェアリングが追加され、このフェアリングは後方へ行くにつれて薄いフィンのような形状になっていた。