映画『好きにならずにいられない』が、6月から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開される。
昨年の『ノルディック映画賞』に輝いた同作。アイスランドに住む43歳で童貞の心優しい大男・フーシが、母の勧めで訪れたダンス教室で吹雪の夜に金髪の小柄な女性・シェヴンと出会い、恋に落ちるというあらすじだ。
ジオラマ作りが趣味で、空港勤務だが飛行機に乗ったことがないフーシ役を演じるのは、体重200kgを超える巨体のアイスランド人俳優グンナル・ヨンソン。監督は2003年の『氷の国のノイ』で長編デビューを果たしたアイスランド出身のダーグル・カウリが務めている。
なお同作を鑑賞したフランシス・フォード・コッポラは「フーシ、君のような人が増えたなら、世界はもっと幸せになれるのに―」とのコメントを寄せているほか、ウーピー・ゴールドバーグは「グンナル・ヨンソンはチャップリンやキートンを思い起こさせるわ。おかしくて、どこか物悲しくて。彼がそこにいるだけで観客は微笑んでしまう」と賛辞を送っている。